第8話 西暦2015年:4
夜の廃工場は、錆びついた臭いがした。
「桃さん」
と、前を歩くくじらが新藤桃に話しかける。
「怖いですか」
「怖くないよ」
そう言って、桃は右手の武器を強く握りしめる。
武器――それは孫の手のような形状をしている。違いを挙げるとすれば、「手」の部分が猫を模した毛皮・肉球・爪が付いているということだ。
新藤桃は、この武器を「猫クロ―」と名付けている。
新藤桃は今まで三度討伐クエストに参加し、溜まったポイントで武器を作った。
いくら魔法少女が頑丈といっても、素手で魔獣と殴りあう気にはなれない。害虫に対し殺虫剤や丸めた新聞紙で対応するように、武器が欲しいと思ったのだ。
ただ剣や銃を作る気にはなれなかった。なんだか「猫」というコンセプトからずれてしまう気がしたのだ。元々猫になりたくて魔法少女になったのに、必要に駆られて猫から離れることに、桃は強い抵抗を感じた。
かといって猫耳を増やしたり尻尾を生やしても戦闘の役には立たない。
悩んだ末、桃が辿り着いたのは「猫っぽい武器を作る」だった。
インターネットで色々検索した末、棒の先端に猫の手をくっつけるというデザインに落ち着いた。
両手を猫に変えて引っ掻く、という戦法も考えたが、爪が届く距離まで魔獣に接近して引っ掻くことを想像すると、怖いと思ったので辞めた。
「かわいい武器ですわ」
前を歩く仲間、くじらはそう言ってにっこりとこちらに笑顔を向ける。
そういうくじらは、依然と変わらないように見える。ダイバースーツのような恰好はそのままで、武器らしいものは何も持っていない。
無防備に見えるくじらの恰好は、桃を不安にさせた。
(……なんか、やだな、これ)
自分の思考に嫌気がさす。友達であり、仲間であるくじらに対して、桃は今、明確に戦闘力を求めていた。これは、魔法少女の思考ではない。戦士や兵士の思考だ。
(戦いたくて魔法少女になったわけじゃない。それはくじらちゃんも一緒のはず)
だから、仮にくじらが一切戦う準備をしていなくても、桃はそのことについて責めてはいけないはずなのだ。
(私の考え方、間違ってないよね……?)
「ふ……二人とも、も、もっと、注意、して……」
後ろからかぼそい声が聞こえてくる。
「ゆ、油断すると、怪我、するから……」
「ありがとうございます雫さん。少し浮足だっていましたわ」
くじらの声色には、決して皮肉や敵意は混じっていなかったが、桃に対するそれはとは、僅かに壁を感じさせるものだった。
不仲というわけではなく、単純に、まだ言葉を交わしたことが少ないのだ。
桃は周囲に視線を巡らせるついでに、少し後ろで傘を構えている雨合羽の少女を視界に捉えた。
日向雫。魔法少女。今まで三度共にクエストをこなし、三度言葉を交わしたことがある仲間。ちなみにさっきの呼びかけで三度目だ。
大人しい、内向的、物静か。桃は雫をそういう風に分析している。雨合羽を深く被っていて目を合わせようとしない態度からも、桃の分析を裏付けさせていた。
(……というか、あんな前が見えないような被り方して、周囲を警戒とか出来るのかな…………あ、でも変身しているんだし、魔法で探っているかもしれないか)
人間の常識で魔法少女は図れない。桃だって頭から猫耳を生やしているが、神経がどういう風に繋がって、聴覚がどのように機能しているか、生やしている本人もまったく分からない。
というか、それを言い出してしまうと、10代女子の華奢な外見で、車より速く走り、コンクリートを粉砕できる魔法少女の膂力がそもそもおかしいのだ。
(魔法は何でもあり、だもんね。人間の常識で突っ込むのも野暮か)
「こ、ここには、居ない、みたい。次のフロア、い、行こう……」
「了解ですわ」
探しているのは、魔獣である。
桃にとって四度目の討伐クエスト。過去三回と違うのは、今回、先輩でありベテランである日向ひなた、竹林刀子の不参加だった。
『腕試しもかねて、次は三人だけでやってみたら? もし危なかったら雫が通信魔法覚えているから、すぐ助けに行くし。これも経験と思って、ね』
三度目の討伐クエストが終わった後、ひなたにそう提案され、桃とくじらは戸惑いながらも頷いた。そのうち言われるだろうなとは予想していたからだ。意外だったのは、二人ではなく、三人だったということで、桃の中では雫はひなたや刀子と同じ、先輩・ベテラン枠だったが、ひなたの中では後輩・新人枠だったらしい。その後、雫と話してみて実は同学年だということも知った。このときに話したのが雫との三度の会話の一度目である。
そして今、桃・くじら・雫は三人で廃工場を探索している。
埃が積もった床。端に無造作に積み上げられた鉄骨。割られた窓ガラス。所々におどろおどろしく描かれた落書き。用途不明の重機。
生身ではとても入る度胸は無い。頑丈な体だからある程度安心して歩き回れる。
(でも、ここに魔獣が居るんだよね。化け物が、隠れている……)
一度目のクエストは車より大きな蜘蛛だった。二度目は校舎の二階に頭を覗かせるほど大きな蟷螂、三度目は体育館を囲めるほど大きい蛇だった。
あんな化け物が、ここに居る。
(大丈夫、強化にけっこう振ったから、大丈夫)
少しでも自分を安心させようと再び思索の海に逃げようとしたとき。
「上っ!」
と、雫の叫び声が周囲に響き渡った。
同時に、こちらに急降下する、黒い影。
三人はその場を飛びのく。
影は、想像以上に小さな音で、地面に降り立った。
「なに、これ……?」
桃が疑問の声を挙げる。
外見は、人型である。しかし背中からは蝙蝠のような翼を生やしている。両手の先はトンカチのような形状をしており、背丈は子ども程。何より特徴的なのは頭部で、左右非対称になっており、右側は縦長の眼が三つついており、左側からはミミズのような触手が無数にうねっていた。
それまで、魔獣とは何らかの動物の姿をとると思っていた桃は、想像以上にグロテスクな外見に、呆気に取られていた。
雫も怖気づいたのか、動く様子を見せない。
しかし。
「えいやー! ですわ!」
どこか芝居がかった言葉と共に、くじらが魔獣の頭部を殴りつけた。
それだけで、豆腐を殴ったかのように、魔獣の頭部は粉砕される。
あまりにもスプラッタ―なシーンに、桃は目を背けた。
視線の先には雫が映り、彼女は頭を抱えて震えていた。
「ふぅ、皆さん、お怪我はありませんか」
「だ、大丈夫だけど、くじらちゃん、今の魔獣だいぶキモくなかった?」
「私、図鑑を読むのが好きでして。昆虫図鑑や、深海生物図鑑の中には、こういった気持ち悪い生き物がたくさん載っているんですの。ですから――平気ですわ」
た、頼もしい……!
桃の心中にくじらへの尊敬の念がみるみる高まってきた。それは、四年生の時に、教室にスズメバチが入ってきたときに、上手く追い払ってくれた松崎先生に感じた頼もしさと同種のものだった。
初めて大人に感じた頼もしさと同じものを、桃はくじらに感じていた。
「ま、まだ来るよ……!」
雫の言葉に、慌てて桃は「猫クロ―」を構える。
突如、羽音の轟きが上方から聞こえた。
さっきと同じ形状の魔獣の大群が、三人に降り注ぐ。
桃は甲高い悲鳴を上げた。
桃は、恐怖と高揚と怒りと嗜虐心と、残り1%未満の雑多な感情に支配されて、つまりパニック状態に陥り、ただ我武者羅に「猫クロ―」を振り回していた。
魔獣に「猫クロ―」が触れる度に、魔獣の身体は弾け飛ぶ。羽が千切れ、頭部が砕け、胴体に穴が開く。潰れたハエのような死体を量産していく。その動きには理論や合理性は何も無く、必然的に魔獣の攻撃も桃に当たる。
トンカチのような腕で殴打される。頭部の触手で刺される。抱きすくめられ、持ち上げられそうになる。
それらの攻撃は、いずれも失敗に終わる。
殴打されても痛みは感じず、刺されてもコスチュームには傷一つ付かず、抱きかかえられても浮くことはない。
外見上の大きさは同じ程度でも、桃と魔獣の間には、人と羽虫ほどの実力差が存在していた。
それでも、感触はある。気持ちの悪い生き物に触れられた、という実感は残る。
それが、桃の怒りを増大させ、攻撃にのめり込ませる。
魔獣の死体を踏みつぶしながら、桃は次の獲物を求めて、首を振り、新たな魔獣に飛び掛かる。他の二人がどうしているかはすっかり思考から抜け落ちている。
「猫クロ―」はこびりついた魔獣の残骸ですっかり黒ずんでいた。最早可愛らしさの欠片もなく、またそのことを指摘できる余裕のある者もいない。
もう何体目、何十体目になるか分からない魔獣を殺し、桃が新しい犠牲者を求めた時、一体の魔獣が、割れた窓ガラスから工場の外へ逃げ出していくのが見えた。
「ったぁ!」
逃げたー! と叫ぶつもりが、焦りから、奇妙な掛け声のようになってしまった。
逃がすか、と桃は全身に力を漲らせ、俊敏に工場内を駆け抜けていく。
「どこ行くんですのー!」
くじらの焦った声が背中に届いたが、桃の足は止まらなかった。
(逃がさない、殺す、潰す、私の獲物……!)
狩猟本能に突き動かされ、桃は魔獣と同じように割れた窓ガラスから脱出しようとする。しかし姿勢制御が上手くいかず、体の一部が窓枠や、工場の壁面に触れてしまい、そのまま飴細工のように粉砕する。
廃工場に人間大の大穴を開けたまま、桃は魔獣を追って疾走した。
雑木林を駆け抜け、木々をすり抜け、魔獣との距離を詰めていく。
魔獣は明るくなっている方向へ逃げた。桃も後を追う。
雑木林を抜けたとき、桃は悲鳴を聞いた。大人の男の声だ。
桃は足を止めた。自分が今どこにいるのか、ようやく頭が追いついてきた。
そこは、公園のようだった。芝生があり、ランニングコースらしき整備された道があり、街灯が灯っている。
そして、桃の眼前には、灯りに照らされ、醜悪な風貌を晒している魔獣と、ランニングシャツ姿で腰を抜かしている40代半ばの男が居た。
男は呆然と魔獣を見ている。魔獣もまた、男を見下ろしている。
(……あれ? これ、不味くない?)
さっきとは全く別の焦燥感に突き動かされ、桃は魔獣に飛び掛かった。魔獣が何らかのアクションをする前に、「猫クロ―」は魔獣を粉砕する。
(よし。これでいいよね。次は……次は……)
桃は男を見下ろした。男は桃を見上げていた。
さっきと状況が変わっていない気がする。
(ご、誤魔化さないと……!)
魔法少女の存在は公に知られてはいけない。妖精との約束の一つである。
「ええと、これはその、ドッキリで……じゃなくて、映画の撮影で、私は、その」
男は信じられないものを見る目つきで、こちらを見上げてくる。
「ぁあああああああああああああああ!」
突如、男は甲高い叫び声をあげた。その声のあまりの大きさに、桃は身を竦ませた。
(何で? どうしてこんな反応を……?)
助けてあげたじゃん、と桃は理不尽な思いに捕らわれた。
今の桃は美少女であり、しかも猫耳を生やしている。同性の自分から見ても可愛いし、間違っても悲鳴を上げられるような存在ではないはずなのだ。
(……ああ、もう、鬱陶しいな。みっともないな、大人なのに)
ずっと魔獣を倒し続けたことで攻撃性が増しているのか。桃は、徐々に怒りを滾らせていく自分を感じた。
(説明したところで聞いてくれるわけないし、このまま逃げちゃおうかな。どうせ夢だと思うだろうし。それとも、これ以上騒がられる前に眠らせちゃう? 首をトンってやれば眠ってくれないかな)
試してみるか、と桃は男に近づく。男の悲鳴が更に大きくなり、腰を抜かしたまま身を捩って逃げようとする。
(何それ)
桃の心にますます怒りが募っていく。
(何その反応。人のこと、化け物みたいに……)
知らず知らずのうちに、「猫クロ―」を強く握りしめていた。
その時、街灯に照らされて、黒い軌道が見えた。
(魔獣!)
桃は「猫クロ―」を構える。
影は桃が動くより速く男の頭に降り立ち
「
瞬間、男の悲鳴は途切れ、その場に倒れ伏した。
桃は、詠唱の声に聞き覚えがあった。
自分を魔法少女に誘った声。自分を討伐へ向かわせた声。
「プーホ……」
「危ないところだったね、桃」
男の頭部から地面に音も無く降り立った黒猫……妖精プーホは、桃へ水晶玉のような瞳を向けた。
「廃工場の周囲には『人払いの魔法』をかけていたんだ。魔獣がこんなところまで逃げるとは想定外だった。君がそれを目ざとく見つけて追いすがるのもね。だけど、うん、大事になる前に処置できて良かったよ」
「ねえプーホ」
桃は自身の声色の冷たさに驚いていた。どうして自分は妖精にこんな声を出しているのか、まったく分からなかった。
「さっき、何をやったの」
「記憶を消す魔法さ。魔法少女の存在は秘密にしなければいけない。それがルールだからね」
記憶を消す。
実のところ、桃は何度か疑問に思ったことがある。
魔法少女と魔獣の戦いはけっこう派手だ。なのに、魔法少女の存在は、まったく知られていない。例えばこれが特殊な閉鎖空間だったり、異世界のような場所で戦っているなら分かる。けれど、魔法少女が戦っているのは廃校だったり廃工場だったりで、肝試しに来た者と鉢合わせしてもおかしくない場所だ。なのに今まで魔法少女の存在が公にされたことはない。
桃は疑問に思うたびに、以前教えてもらった「人払いの魔法」がとても優秀なんだと思うことにしていた。もし周囲に人がいる状況で魔獣が出現したらどうするんだろうと思ったりはしたが、その時はその時できっと説得したり上手く誤魔化したりするのだと思っていた。
違った。
もっとシンプルな話だった。
もし見られたら、記憶を消してしまえばいい。
それが、魔法少女が今まで公にされなかった秘密なのだ。
「プーホ、あなた……今まで何人、こうやって記憶を消してきたの?」
「何を戸惑っているんだい、新藤桃。魔法少女の存在は秘密だと、確かに君に教えたはずなんだが」
「私、あなたが、人間の記憶をいじれるなんて聞いてない」
「妖精がどんな魔法を使えるのか、全て開示する義務はないと判断したんだ。……信頼関係を損ねてしまったかな。これは想定外だ。後日、君には僕の使える魔法を教えよう」
「違う! そういうこと言ってるんじゃなくて……」
夜の冷気が桃の頬を冷やした。そこに寒さは一切感じなかった。
「魔法少女の記憶をあなたたちはいじれるの?」
一度喉から漏れた言葉は止まらない。
「私の記憶もいじれるの? 答えてよ、プーホ!」
分からない。桃は、何故自分がこうも動揺しているのか分からない。
記憶操作は合理的だと、桃自身が理解している。いちいち誤魔化したり、夢だと誤認させるより、よっぽど簡単だ。
怒ってないでやり方を教わればいい。そうすれば今回のようにプーホの手を煩わせることもなかった。
桃自身は記憶操作を受け入れている。なのにどうして反発するのか。
(記憶をいじれるってことは、私をいじれるってことだ)
自分とは何か。小学生の頃、桃は一晩考えたことがある。そして、彼女なりに結論を出した。
自分とは思い出だ。自分とは、記憶だと。
(だから、記憶をいじれるってことは、私そのものを自由に改変できるってことだ。
そんなの、そんなの……絶対に許せない)
猫になりたい。
桃は今、強く願った。
誰よりも自由な猫でありたい。
誰にも自分を変えさせない、一匹の猫になりたい。
「……魔法少女の記憶を奪うことは、可能だ。ただ、自由に、何の制限もなく、一方的に記憶を操作できるわけではない、ということは伝えておこう」
プーホは桃にうなじを見せた。桃は一拍遅れて、プーホが頭を下げたのだと理解した。
「すまない。どうやって記憶を奪うのか、その詳細を君に教えることは出来ない。君は魔法少女になってまだ日が浅い。イリーガルになる可能性は僅かながら残っている。だから、まだ教えられない」
「……そっか。こっちこそ、怒って悪かったね」
信用されていない、と桃は知った。けれど、プーホの言葉は誠実だとも思った。
次第に怒りが引いていく。
(元々妖精と人間、異種族だもんね。お互いの価値観が相反するときだって、ある)
妖精は、完全に信用できない。
自分の記憶もまた、信用できない。
今はそれでいい。
桃は妖精と仲良くなるために魔法少女になったわけではない。
猫になるために、魔法少女になったのだから。
「この人間はこっちで対処しておく……安心してくれ、そこのベンチに寝かせておくだけだ。君は一先ずくじらたちと合流してくれ」
「ベンチに寝かせるくらい私がやるよ」
「いや、やめてくれ。もしこの男が目を覚ましたとき、傍に黒猫が居るのと、どす黒く汚れた少女が居るのとでは、受けるインパクトが違い過ぎる。僕としても、短期間に何度も記憶消去をしたくない」
「……私、そんなに汚れてる? っていうか、これ、洗濯とかいるの?」
「魔獣の残骸も数分で粒子に変わる。それまで我慢するか一度変身を解除してリセットしてくれ」
「……分かった。後は任せたよプーホ。信じてるから」
「僕も信じてるよ、新藤桃」
桃は再び雑木林の中に戻った。
仲間が待つ工場へと戻りながら、桃は、ふとどうしてあの男があんなにも怯えていたのかを考えた。
走りながら自分の装束をチェックする。
確かに汚い。魔獣のよく分からない髄液や細かい残骸やらで、見ようによってはかなりスプラッタ―だ。
(ああ、こんな格好だからあんなに怖がってたのか)
桃はようやく腑に落ちた。
もし桃が一切汚れていなかったら、同じことをしてもあの男は怖がったりせず、桃に感謝したはずだ、と思う。
(だって、魔法少女は人類の敵じゃないんだから)
西暦2015年。
魔法少女の正体が秘匿されていた最後の年である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます