春和景明の編

Ex.春和景明の編の前に

 嚆矢濫觴ノ編に引き続き、状況整理の回となります。ぜひご活用ください。


〈ここまでの登場人物〉

・アイリス:この物語の主人公。戦争の時代に生まれた戦士で、高い戦闘能力を持つ皇帝隊の隊長。生きる意味を探す。


・ルディア:アイリスに仕えるAI。人間の肉体とAIの頭脳を併せ持つ。アイリスへの高い忠誠心を持つ。


桑水流麗奈くわずるれいな:アイリスの先輩。皇帝隊第六隊の隊長で、一騎当千の実力者。


・スタチウム:皇帝隊第一隊の隊長。X最後の砦として君臨する彼の実力は、桑水流を除いて知る者はいない。


和倉五鈴わくらいすず:幾度となくXを騒がせた大量殺人鬼、第七隊の隊長。二重人格者。


・ロベリア:第四隊の副隊長、アイリスの右腕。忍者らしき戦闘スタイルを扱う。



亀卦川貴博きけがわたかひろ:アイリスの命を狙うクレイジーな殺し屋。


・???:首都襲撃をした歪な存在。一年後の春、Xを滅ぼすと宣言した。



(迅雷):生死の境を彷徨っている。第八隊の隊長。


(ラーヴァ):現在療養中。第二隊の隊長。




〈新たな登場人物〉

・榎本海月:第九隊の副隊長。鉄系棍棒武器メイスを扱う。


・ 桐崎・ジャック・ルベライト:第九隊の隊長。科学の力と戦闘技術を駆使する、少し変わった性格の人物。


・法条司:第三隊の隊長。アイリスが嫌悪を抱く人物。


〈設定用語集〉

・AI戦争:人類の殲滅を目論むアダムというAIと人類による戦争。多くの人命が失われたが、イブというAIが戦争を終結に導いた。


・強化細胞:搭載者の戦闘能力を格段に上げる科学技術。イブが作った。


・島国X:物語の舞台となる国。


・皇帝隊:Xの王に仕える軍隊。一から九の部隊がXを守っている。


・神帝裁判:大罪人を裁くため、皇帝隊の隊長が集結して行う裁判。第三隊隊長の出席が強制される。


〈現在の状況〉

①アイリスの生死を争う皇帝隊の内部争い。それを終結させるための策として、皇帝隊が向かう先を別の方向にすり替えようと親アイリス派は目論んでいた。


②Xに迫る魔の手に気がついた一行。しかし、その頃にはもうXは襲撃されていた。


③結果として内部争いは一次停戦したものの、アイリスが狙われる身であるのは確か。本当の意味での無罪で内部争いを終わらせようと、新たな勢力が動き出す——。

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