第30話 嚆矢濫觴

「守時、晴香」

 守時冬樹とかつて夫婦関係にあり、ラーヴァを産んだ実の母親。

 それが皇帝隊第三隊の副隊長であることをアイリスは知らなかった。否、記憶に存在しなかった。

「まったく、今言うんじゃなかったかな。説明、長くなるんだけど」

 もはや買い物どころではなくなったアイリスを前に、桑水流は顎をしゃくって食事処の場所を示した。

 早足で入店し適当な飲み物を購入した二人は、人目のつかない隅のテーブル席に腰掛ける。ホットコーヒーのカップに口をつけたあと、神妙な顔つきで桑水流は話を切り出した。

「守時晴香。その人物の素性まで私は知らないが、どうやってもアイリスでは殺せない」

「どういうことですか」

「キミが皇帝隊に入ったときにはもう、死んでいたってことだよ」

 アイリスは驚愕を顔に発露したあと、自分の反応を後悔するように俯いた。

 彼女の様子を敢えて気にせず、桑水流は続ける。

「いや、正確には死んだわけじゃない。知っての通り、アダムは人間の体に自分の脳を埋め込んで実体化に成功した。守時冬樹はアダムを作った開発チームの中にいた。しかし、アダムの実体化を真っ先に見たのは彼じゃない。守時晴香、彼女こそがアダムの誕生を真っ先に視た人物だ」

 婉曲を元に戻して書くのなら、守時晴香はアダムに体を奪われてそのまま力尽きたということ。

 アイリスがAI戦争に参戦したのはアダムが既に暴れ始めた後であり、なればこそ、アダムの肉体を持つ守時晴香を殺すことなどかなわないのである。

「アダムに肉体を奪われた彼女の人権を守るため、法を司る第三隊と警察を兼ねる私たち第六隊が守時晴香にまつわる詳細な情報は隠蔽した。皇帝隊の隊士たちは守時晴香が何者なのか、いつ生きた人間なのかも知られていないだろうね」

 恐ろしい話だと、アイリスは思った。

 肉体をアダムに奪われて人生を終えた後、様々な事情が混じった結果とはいえ、生きた証を残せることなく死亡した。その様々な事情でさえ、本人の意思とは関係ないところで話が進んでいる。守時晴香の意思は欠片も尊重されていない。

 今この瞬間に、アイリスという関係のない人物を排斥するための口実としてさえ使われている。

 死者への冒涜に違いない。口には出さずとも、机の下で強く握られた拳がアイリスの心中を如実に表現していた。

「反アイリス派についている人間は、無知かアイリスが邪魔なだけか。後者に関しては、君とイブがアダムを倒したことを、守時晴香殺害という名目で扱っているんだろうね。人はいつだって、自分の都合がいい方で解釈する」

 凄まじい熱のホットコーヒーを大義そうに飲み干すと、桑水流は深いため息をついた。

「他の面々とも情報を共有して、舞台を整える必要がありそうだ。ひとまず買い物だけ終わらせよっか」

 閑古鳥の鳴くカフェは暗く、コーヒーの煙だけが靡いていた。




 それから一週間。

 大量殺人鬼の和倉五鈴は未だ行方がわからず、彼女の起こした衝動的殺人によってサウスエンドの人口は著しく減少。

 仕事に明け暮れる人々は黄泉におり、夜に喧騒を見せるはずの港町はがらんとしていた。くるくる回る灯台は悪を除くため光の放出に勤しんでいる。

「いい夜だね、アイリス」

「さぁ、どうでしょうね」

 所々に刀と血の痕が残るコンテナの群れ。金属の崩壊は著しいが、夜分に光から身を守るのには十分だった。暗めの装いに身を包んだアイリスと桑水流は、コンテナの影に潜んで目的の人物を待っていた。

「ラーヴァ副隊長がカメラを取り付けてくれたおかげで、裏切り者との繋がりも全て割れた。後は待つだけなんだけど——ほら、言ってたら来た」

 先頭に立つ桑水流がアイリスの進行を手で遮り、自分も奥の方に潜む。

 二人の視線は海へと集中していた。

 幽霊でも出そうな夜の海。その水面をぶくぶくと突き破って、ミニサイズの丸型潜水艦が現れた。

 機械的な音と共に割れたそれの中から、藍色の髪に強い殺気を携えた短髪の男が出てくる。

「桑水流先輩、アレは」

「Y国。真っ黒もいいとこだ」

 男は腕時計を確認すると、気怠げに舌を打った。

 一番近くにあったコンテナにもたれ掛かって、物憂げに空を見つめながらタバコを吸い始める。

 しかし僅かな休息も許さず、桑水流の言葉を待つ前にアイリスが飛び出した。それは守時晴香という世界の犠牲になった人間の事実を知ったことに対する怒りか、敵を排斥する防衛本能か。

「死ね」

 敵を前に問うことはなく、激しい憎悪を顔に貼り付けたアイリスはダガーナイフを投げ飛ばした。

 しかし、——男が首を捻ってナイフを躱したのを見たと同時、アイリスの視界に一面の夜空が広がった。自分が投げ飛ばされたのだと理解するよりも先に、腹部を激痛が襲う。

「姉ちゃんその顔、皇帝隊か。旧人類にしちゃよく粘る」

 風貌通りの渋い声で喋るその男は、三秒にも満たない時間でアイリスの動きを停止させた。

 そしてすぐ、脳天目掛けて襲ってくる銃弾を軽々と躱してみせる。

「最新鋭の銃というヤツか。科学の腕は抜きん出ちゃいるが、それじゃ限界があるぜ姉ちゃんら」

「どっかで見たことある顔だと思ったんだよ。Y国、ピスケス家の皇太子が何の用だって? ……エクリヴァン・ピスケス」

 銃弾を止めた桑水流は懐から手榴弾を放り投げる。

 横に倒れるアイリスの視界にも爆撃が迫り来るが、重い意識を呼び覚ましやっとのことで難を逃れた。

 嫌なほど冷たいコンクリートを転がった先にアイリスが見たのは、ゼロ距離で睨み合う桑水流とエクリヴァン・ピスケスの姿であった。

「武装もせずたった一人でとは、偵察にしても少し無防備が過ぎるんじゃないの」

 ピスケスは太古の夜に近い静けさを感じ取ったようで、サウスエンドに何かあったことを察知した。

「うちは後目争いに厳しくてな。多少なりともアクティブに動かねぇと立場が無いんだよ」

 桑水流は己の正義を全開にして、鬼すら怯む強い視線でピスケスを睨みつけた。

 空気が瞬きの間に凍りついた。アイリスが動けば桑水流も攻撃を始め、二対一の構図が出来上がることだろう。しかし、それはならないと死神の全身を悪寒が駆け巡っていた。

 本当にまずいのはここじゃない、と。

 悪寒の正体を告げるように、ピスケスは口元を緩めて言った。

「にしても、大外れ引いちまったな。姉ちゃんら」


 ——瞬間。

 アイリスの背中で、轟音と灼熱が爆発した。

 突然のことに意表を突かれたような表情でアイリスは背後を振り返る。

 ピスケスが指した先には、煌々と燃え盛るXの首都セントラル・アーコロジーがあった。

 桑水流はピスケス距離を保ったまま、怒りに溢れる目つきでその男を睨みつけた。

「お前、何をした」

「行ってみりゃわかる。準備が少し遅かったな」

 まさか、と桑水流は絶句した。

?」

 コンクリートを蹴って立ち上がったアイリスが、紫の瞳でピスケスを睨みつける。

 ピスケスはいつの間にか桑水流から距離を取っていた。

 その不敵な笑みと頭を人差し指で叩く姿を見て、アイリスの脳を苛立ちが埋め尽くす。

「姉ちゃんら、行った方がいいんじゃねえか? 俺はお前らと戦おうとは思ってねぇ。

 男を相手しているたった一秒の時間でも惜しかった。ピスケスの言葉に偽りがないと悟った瞬間、桑水流とアイリスは駆け出していた。




 頼みの綱のスピード・ラインは緊急時につき機能を停止。アイリスと桑水流は南の果てから首都まで、徒歩での移動を強いられることとなってしまった。

「予想通り、通信も繋がらない。内部抗争中の緊張感、最高戦力の分散の隙を突かれたか」

 苦虫を噛み潰したような顔で言う桑水流に対し、アイリスは髪飾りを解こうとした。

 髪飾りさえ外れれば紫紺化が使える。そうなれば、もう少しマシな速度で走れるのではないかと考えたためだった。

「やめときな、アイリス。今の不安定な状態で紫紺化なんて使おうものなら、体が保たないよ」

「……はい、すみません」

 強化細胞の取り柄である体力だけを頼りに、二人は爆撃から三十分以上走っていた。旧式の車と同等、あるいはそれ以上。肉体を酷使した力業だった。

 すると突然、アイリスの上空を機動音が鳴り響く。

「桑水流先輩」

 アイリスが呼び止めると同時、空のヘリは目的の一致を解釈したようでその場に停止した。

 二人が停める場所を作ってやると、ヘリはその音を絶やさずに下降してくる。

「お二人とも、乗ってください!」

 治療中を示す器具はところどころに残っているものの、その若さゆえか顔は生気で満ち溢れている。

 ヘリから梯子を出して捕まり、二人に手を伸ばす人物。死神アイリスの腹心がここにいた。

「——ロベリア。怪我の心配は野暮だったな」





 そして、舞台はAIのいる首都へと切り替わる。

 アイリスよりもルディアと辻風は、首都爆撃に対応すべく向かっていた。

 本来、皇帝隊でなければ人間でもない、ただのAIのルディアが首都の防衛に参戦する必要はない。しかし、己のマスターであるアイリスが戦うであろう以上、ルディアが刃を振るうのは自明の理であった。

「師匠、通信の方は」

「反応なしです。守時冬樹……普段はうるさいくせに、こういう時に限ってどこへ」

 逃げ惑う民衆とは逆に進み、ルディアと辻風は抜刀の準備を整える。

 ところどころから、亡くした者を想う泣き声も聞こえてくる。崩れた建物の倒壊がもたらした犠牲は、残る人類の数を更に減少させていた。

 全速力で二人が駆け出すこと数分、セントラル・アーコロジーの中心に位置する広場にたどり着いた。

 広場には真っ黒な機械が置かれていた。

「……卵、なのでしょうか」

 そこから溢れ出してくるのは、大量の奇妙な動きをするロボットたち。卵から溢れた個体は群衆の方に突っ込み、時に命さえ奪っていることがわかった。

「さ、どうでしょうねぇ。セントラル・アーコロジーの規模から察するに残り五つ……いえ、これが侵略であることを想定するならばその三倍はあるかもしれません。ここは分かれて応戦しましょう」

「——待った。ここが一番でかい球だってなら、私以上の適任はいないでしょ」

 辻風が鞘に手をかけたところで、不機嫌そうだがどこか涼しげな顔をした迅雷が現れた。気だるげなスーツの着方に変わりはないが、メガネの奥には虎のように強い眼力がこもっている。

「機械の電気をショートさせるのか。にしても、かなりの電力量では?」

「舐めないこと。何百、何千のロボットも止められないようじゃ皇帝隊の隊長は務まらないよ」

 ルディアを押し退けて迅雷は前に出る。

 その間にも、ロボットは機械の器から溢れていた。

「気をつけなさいな、迅雷。首都襲撃が始まっている以上、どこから敵が来るかわかりません」

 迅雷はこくりと頷いて、両手を覆う装甲をロボットの機械へと向けた。小さな指先に真っ白な稲妻が駆け巡る。

「いつまで見てんの。せっかく時間を稼いでやってんだから、さっさと行きな!」

 自信に満ち溢れたその言葉を聞いて、ルディアと辻風はそれぞれ別の方向へと賭けて行った。



 

 中心地から東の方に飛び出したルディアが最初に見つけた機械は、以前訪れたことのあるショッピングモールにあった。

 爆撃を受けても無事なままの建物の屋上に、遠目でもわかる黒い卵がある。それは質量を増して溢れながら、逃げ遅れた人間を貪るために降ってくる。

「数は多いが、これならいける」

 ただ一人そう呟いて、ルディアは刀に手をかけた。末紫うらむらさきの柄に、硝煙の炎に照らされて輝く銀灰色の刃が見える。深い黒の鞘は戦いの終わりを待って佇む。山吹色の鍔は夢の色に輝いていた。

『敵性反応を確認。排除します』

『敵性反応を確認。排除します』

『敵性反応を確認。排除します』

『敵性反応を確認。排除します』

『敵性反応を確認。排除します』

 獲物を捉えると同時、何百にも溢れたロボットたちが同じ音を立ててルディアへと降ってきた。

 ルディアが刀を引き抜くと、辺りを纏う空気が変わる。固いコンクリートは叩き割れ、ただその動作だけで地形が変化する。

 そのAIが今までとは一味も二味も違うことは言を俟たない。

「……紫吹」

 音を置き去りにして、ルディアは建物ごと斬り裂いた。


 ショッピングモールの倒壊と同時、中を満たしていた化け物が溢れてくる。

 それを一人も残さないため、ルディアは軍勢の中に突っ込んでいった。

「悪趣味な。こんなに奇妙な形でロボットを作るなど正気の沙汰じゃない」

 ロボットたちはAIにさえ不快感を理解させるような、気持ちの悪い作りをしていた。見た目は不細工な粘土細工同然だが、肉体の作りは人間に酷似している。ぎょろりと蠢く目玉を彷彿とさせるような形の空洞、リアルな体の割に動きは錆びた機械のような不自然さを伴っている。

 ともかくそれ以外にも、悍ましさを全て掛け合わせたような気味の悪さがあった。

 向かってくるロボットを次々に斬り伏せていくも、その数に際限はない。人の気配を察知しようにもロボットの起動音に遮られてうまくいかず、ルディアは不動を余儀なくされた。

(このままじゃジリ貧だ。それに一個体の質量も大きすぎる……敵を一掃できる大型武器じゃないと厳しいか)

 一人でも犠牲を減らすため、ルディアは無我夢中で刀を振り続けた。

 

 AI戦争の際、アイリスが救えなかったと嘆く人類の数々。そして、自己矛盾の塊だと嘆く彼女自身の姿。

 彼女に仕えるAIとして、今度こそ忠義を果たすとき。

 たとえどれだけロボットが襲い掛かろうとも、ルディアが倒れることはなかった。肉体が壊れない限り、AIの精神に限界は来ない。ひたすらに振るう刀の腕は始まりからは考えられないほどに成長していた。

 三十分、一時間。幾度となく刀を振ろうとも、ルディアの体勢が崩れる気配はなかった。

 卵の本体を破壊しなければ壊れない仕組みなのか、ロボットは無限に溢れ出てくる。一人いるだけでかなりの足止めになっていることは確実だったが、それでも何人を逃せて何人を失ったかはわからない。

 そして、AIの彼に複雑な感情を定義づける仕組みはまだ存在していなかった。

 初めに打ち込まれた命令を実行・計算して、その結果人類を守っているだけ。もし彼に感情というものがあるとすれば、黒金定国を前に大敗し、和倉五鈴に斬り伏せられてしまったあの時に生まれた思いくらいだろう。

 計算の中に余計なバグが起こったことで、ルディアの記憶メモリを修行時の記憶が蘇った。



「……悔しさ、ですか?」

「えぇ。勝負に敗北した時、勝てぬと悟った時。要するに、何かに負けたとき。修練の果てに強くなる者は皆、汚泥を舐めようともこの感情に取り憑かれて成長してきました」

 それは晴れやかな森の中。さんさんと照りつける太陽は輝きを放ち続け、戦いを終えた二人の体温を暖かいままに保っていた。

 遠くの街から運ばせた団子を受け取って、辻風はルディアに渡す。

「師匠も負けることがあったのですね」

 驚きを模倣したような顔のルディアに対して、苦笑混じりの言葉が返ってきた。

「それはもちろん。お父様に勝てたことなどただの一度もありませんし、麗奈……桑水流隊長との戦績は五分五分ですよ。勝利は数えきれないほど積んできましたが、裏には数えることが恐ろしいくらいの敗北もある。

 絶大な強さを誇っていながら、力の使い方を己が見紛うことのない人物。そんな方は、数えきれない勝利と敗北、数えきれない研鑽を重ねてきているものです」

 三色団子のピンク色を少し齧ったあと、辻風は続けた。

「どうかこれは忘れないでください。

 たとえどれだけ厳しく冷たい人であったとしても、敗北を知る人ならば、貴方の弱さを認めてくれる」

 これが最後の慈愛になる、そう辻風は付け加えた。

 不屈の姿勢。

 脳内で辞書を引き言葉の意味を理解したルディアは、記憶メモリからその状況に一致する者の姿を垣間見た。

 たとえ世界がどれだけ厳しくとも、努力を怠ることなく、紫吹をルディアに託した人物。


 瞬間、ルディアの記憶を電子の壁が飲み込んでいった。

 現実へと帰還するその前に、ルディアはその人物の言葉を口にする。

「我が肉体は——」


 


 絶望的な数を前に、ルディアの体は攻撃を受けて防御性能が低下していく。

 命を削られる戦いだったが、彼が倒れることはなかった。

「確固不抜! 一度忠義を誓ったなら、命尽きるまで倒れるものか……!」

 ルディアは凄まじい雄叫びを上げた。

 才能がなくとも屈せず、その努力を共にした最愛の刀を見ず知らずのAIに託してくれた。夢の男——そうなるため、そうなれと、全身の強化細胞が唸り出す。


 刹那。

 ルディアの脳天を、言いようのない衝撃が貫いた。

 そしてすぐ、彼の肉体に凄まじい力が駆け巡る。その四肢を纏うは激しい熱。溢れんばかりの強い闘志は、そのAIが次の段階へと進んだことを明らかにしていた。

「戦う。そのために俺はここにいるんだ」

 ロボットをたった一撃で薙ぎ払うと、ルディアは卵の本体を見据えた。開けた道を埋め尽くすよう、すぐにロボットが補充されていく。

 ルディアはその全てを相手する気でいた。


 そしてすぐ。

「見ない間にいい顔になったな。——AI」

 顔の端に笑みを浮かべて、死神が現れた。

 姿を変えても仏頂面は不変のまま、どこか嬉しそうな様子を残してルディアは言う。

「ただいま戻りました。——マスター」

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