第6話 大阪からの襲撃
安藤会長が撃たれたと山里の耳には入ったのは安岡と殴り合って一週間後だった、大阪のヤクザが安藤会長を撃ったという情報が入ってきた、これはでかい抗争になるぞと山里は身構えた。山里は島田を呼んだ。
「武器を用意しとけ」
「わかりました」と言って組長室を去っていって山里は安岡に電話をかけた。
「今大丈夫か?」
「大丈夫なわけないだろ」
「大阪と東京の全面戦争だな、力貸すぜ」
「それは助かる、こっちから連絡する」
山里は東京と大阪の全面戦争になるとかんがえていた。歌舞伎町に血の雨が降らないことを祈る。佐藤連合の佐藤にも連絡いれた、佐藤も同じことを考えていた。
組を守るために歌舞伎町同士のヤクザで抗争することもあるが歌舞伎町を守るためなら仲間にでもなれるのがヤクザというものだ。
山岡組と佐藤連合は単独で大阪に飛んだ、安藤組は会長を撃った組と協議にはいっていたが佐藤連合が大阪抗争の火種をつけた。安藤組の会長を撃った本人を山に埋めた。安藤組が手打ちをしようとしていたのが全てチャラになった。大阪との全面戦争が始まったのだ、歌舞伎町勢は大阪でヤクザみたいななりをしているものを片っ端からぶん殴っていく、大阪のヤクザは地下に潜った。出歩くことを禁止とされた。
大阪の最大の組斎藤会は安藤組に手打ちを申し込んだが安藤組は手打ちを許さなかった、安藤組の会長が襲撃されているのにここで手打ちすることを許さなかった。
安藤組は斎藤組の解散を要求したが斉藤組はその要求を拒否をして手打ちにはならなかった、斎藤組は組長の引退を手打ちを条件にしたが会長をやられている安藤組はそのくらいじゃ、手打ちにするわけにはいかない。東京のヤクザは斎藤組の会長を標的にするという話が持ち上がっていた。山岡会と佐藤連合が手を組んだら怖いものはない、佐藤連合は歌舞伎町で武闘派で知られる組の一つでやられたら速攻返しをするというのが有名な組であった。
佐藤から山里の方に電話があった「会長の居場所がわかったから俺たちでいく」という連絡がきたが山里たちも会長の場所を掴んでいた、山里達は会長が一人になるところをみはかってる所だった。
大阪の兄弟に聞いた所会長はキャバクラ好きで今でも一人でキャバクラに行くことがあるという、山里達はキャバクラに行く時を狙っていた。
大阪にきて一週間、会長が動き若いものを動かした、会長がキャバクラの帰り道若いものが襲撃した。会長は体に何発か弾を打ち込まれ即死だった。
斎藤組は荒れた東京を潰せというはなしになったが斎藤組の組長がそれを止めた。
東京と大阪の手打ちは会長の死亡で手打ちとなった。
歌舞伎町の雨 興梠司 @asahina0606
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