第3話
夜、寝てると、霊が自分に何か言ってて、何日かしたら、どうも その霊は 自分に『芸術に対して、今よりもっともっと 宇宙へと無限に広がるような心を持つように』と伝えているように思えてきた。
中3の自分が夜、ふとんの中で静かに寝てるだけなのに、その霊は自分に対して、今のレベルじゃあかんと、もっともっと広く無限の精神で芸術に対して向かっていかなあかんと、そんなふうに説いているように思えてきた。
自分は毎日、夜な夜な、霊に芸術に関して説教されてるから、しだいに、芸術に興味持つようになって、芸術が好きになり、これから高校行って、大学へと進学していくのに、美術に進んで行こうかなあと思っている。
久々に生まれ故郷のロンドンでミュージカルを観て、ニューヨークに行って観て、フランスやイタリアやスペインの美術館で絵画や彫刻を観てまわった。
高校に進学し、近くに伊勢寺があって、伊勢さんに導かれて、この高校に来たのかなあと思っている。
部屋の霊さんとは仲良く共存している。仲良く共存することがいちばん良いんだろうなあと思って。自分の勉強部屋で絵がめっちゃ上手く描けるのも、もしかしたら、部屋に自分の来る前から住んではった霊さんの おかげなのかもしれへんからなあ...
霊さんは きっと絵の上手い画家なのかもしれない。自分は その霊さんの弟子か何かなのかも。
まさか霊さんに、芸術に対する広く無限なる精神を持ちなさいと、自分の勉強部屋で仲良く共存しながら、毎日説教されるようになるなんて...
でも中学の先には藤原鎌足のお墓とされている阿武山古墳があったり、家の近くに今城塚古墳もあったり、山崎の戦いの山崎も近くだったりと、いろんな時代のいろんな霊も存在してて、おかしくない土地柄やから...
マスコットキャラクターも埴輪の『はにたん』やから...
京都にも近いし、ちょうど京都と大阪の中間くらいの土地柄で、JRと阪急電車の沿線で、自分の勉強部屋で毎日 霊のお方と仲良く共存させてもらって、芸術論を説いてもらえて、とても好きな場所である。
部屋の霊さんは女流画家、女流作家なのかも。自分の描く絵が可愛い女子と自分との、ちょっとエッチな絵だから。霊さんは自分のこと好きになってくれたのかな...そうだと良いなあ。
自分も、部屋の霊さんのこと好きやで。よく知らんけども。そうであってほしい。仲良く共存する、好きなものどうしで。そういう関係で。
そして自分は芸術に進んで行きたい。
文女あやめ ヤッキムン @yakkimn
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