部活

「山西君は、雪島さん妹ちゃんの情報知ってるかな?」


 女子生徒は、俺に向け質問する。俺は雪島美春を、一度見て思い出すように考える。


 「そういえば今日、部員が入ると、加島が言ってたな」


 女子生徒に、答えたら自分の席に戻る。そしてチャイムがなる。


 「先生が来ます。皆さんついて下さい」


 雪島美春の一言で、皆は自分の席に着き、教科書を机に置くと先生が入ってくる。


 「では国語の授業を始めます」

 

 すると、男子生徒が先生に質問する。 


 「雪島さんの、妹ちゃんが転校する噂は本当ですか?」


 その質問に対し先生は、雪島美春を一度見て発言する。 


 「一年生として、入学しました。ほかに質問がないなら、授業始めます」


 そうやって勉強の時間になり、夕方になり部活の時間になった。俺は教室を出ていき、部室へ行くとそこには、加島の姿があった。


 「おっす!加島一人か?」

 「先輩こんにちはっす!新入部員の子は…掃除当番っすね。雪はその子を手伝ってるんすわ!!」


 俺と加島が二人で、話をしてると、三人の女子生徒が部室へ入ってくる。


 「お兄ちゃんと、優菜ちゃんお待たせ!二人を呼んできたよ」


 新部員だと、思われる二人に驚いてしまう。


 「え?!雪島さんと、新入生か」

 「山西君よろしくね。妹の美亜だよ」

 「妹の雪島美亜です。よろしくお願いします」

 「加島優菜っす。お二人さんよろしくお願いっす 」


 部長である彼女、加島優菜は二人の入部を歓迎する。


 「今日は、何したいっすか?」

 「優菜ちゃん、活動内容教えないとだよ」

 「そーすっね。活動内容は……気ままに活動するかな?眠いなら膝枕(ひざまくら)して寝ます。部活中に勉強もしてたりもします。家庭部からもらった、お菓子や、おかずを食べたりもあります」


 部員の二人も考え込み、俺は閃く


 「部活教育週間、にテスト勉強週間あったな」

 「あっ……。そんなのも……あったっすね!!忘れてました」


 彼女はいつも通り、笑顔いっぱいに笑うも少し暗い顔をする。

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