第3話 新世界
お、俺が異世界に....ちょっと待て、すっげぇテンション上がるじゃねぇか!
『い、異世界に行けるんですか!?』
「はい!身を隠すにはもってこいだと思うのですが…どうでしょう?」
俺は迷わず即答した。
『行きましょう異世界!』
「はい!わかりました!!!」
シュリはやけに嬉しそうだ....何が嫌な予感がする。
「えーとですね、貴方が今から行く異世界には役職というものがあります。女神が送り出すとなると…
【勇者】が妥当ですね!!」
『嫌だね!俺は清掃人だ、転生するとしても』
「せ、清掃員....あっははははははは!清掃員なんて本当に下っ端の役職ですよ?」
『俺はそれでもいい!清掃員ミツルとして異世界でも生きてやる!』
「は、はぁ...分かりました。清掃員ミツルよ!役職清掃員として認めよう!!!そして、、、異世界を救いたまえ!」
『はぁぁぁぁぁぁぁぁ?』
『あれ?言ってませんでしたっけ、貴方が向かう異世界には沢山の魔獣や魔族がいます!』
ミツルの足元に魔法陣が現れた。
「おい!そんなとこ行って俺、死なないのか?」
『いいえ!死にます!』
俺は衝撃を受け、膝から崩れ落ちた。
「死なないように頑張ってください!!じゃあまた会う日まで…」
『もう、死にたくねぇぇぇぇ..............』
ミツルは光と共に消えていった…
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「おい!シュリ!またあの世界に死人を転生させたのか?」
「はい!早く死んでもらう為にもあの世界を選びました!」
「お前なあ、、ちょっと趣味が悪いぞ…そんなに死んでほしいならお前が消せばよかったじゃないか」
「それじゃあ..面白くないじゃないの!」
「困ったやつだ…念のため使者を送っておくか。」
「ミツルくん、貴方は私を楽しませてくれるのかな?」
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