第2話 光の道

 気がつくと俺は金色と赤色の椅子に座っていた。

周りが宇宙のようになっていて神秘的だと思った。


「あら!目を覚ましたのね!」


 この女...宙を浮いてる......格好もエロい....おっぱいが服からこ、こぼれそうだ…そしてすごく可愛い。


『だ、誰ですか貴女.....?』


「私は【シュリ】死んだ人間を導く女神よ」


  そうか、俺は死んだのか.......


『あの、女神様、ここって何処ですか?』


「ここは天門、死者はまずここで天界に行けるかどうかチェックを受けるの、というか貴方凄いわねここでは神々からの圧で自我を持つことができないのよ?」


 別に何も嬉しくない......褒められているのかそれも良く分からなかった。


「じゃあ今からチェックを始めるわね」


〈エンシェントロード〉


 女神は魔法のようなものを詠唱した........厨二病感が凄く俺はなぜか恥ずかしくなった。


『で、どうだったんですか?』


「全ての能力値が私の5000倍、神の能力値を大きく超えています。はっきり言って貴方の存在はこの世界の理を覆す可能性があります。」


 予想以上の返信に凄く驚いた......というか何を言っているのかさっぱりわからん。俺は天界には行けないということだろうか。


「貴方の存在が神に知られたら真っ先に存在自体を消しにくると思われます。そうならない為に一つ提案があるのですが。」


 神が存在を消しにくるって大スケールすぎないか?というか俺ただの【自称】清掃員なんだが。


『それで、提案ってなんでしょう.....』


「貴方、異世界に行かない?」


異世界か…………い、異世界!?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る