第5話 欲求不満?いやいやいや・・
このところ毎晩、変な夢をみる。同じ夢だ。
でも絶対に正夢じゃない。だって寺島君とその・・あれをしてる夢。
私って別に淫乱じゃないからね!彼氏がいたこともないし!
それにちょっと普通じゃないというか、私はただ寝てるだけで、寺島君だけが私の身体をやたらといじっているだけ、ムードもへったくれもなし。
やっぱり目の前で死んじゃったことが強烈なトラウマになってるのかなあ。
目が覚めて、ため息をつきながら恥ずかしさのあまりに布団に潜り込むのが日課になってしまった。
大した怪我でもなかったけど、頭を強く打ったので大事を取って、退院したのは1週間後だった。
久しぶりの学校は新鮮でもあったけど、事故のことや寺島君のことを興味本位で聞かれても答えに困ってしまう。
それから、教室で花が置かれてる寺島君の机につい目が行ってしまう。
恋の始まり?ってか、既に終わりじゃん。報われない十六才の青春だ。
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