本格長編ファンタジー。
設定は良い意味で期待を裏切らない。
6月20日現在、45話だが未だ序盤で伏線を張りながら展開されているのみにも関わらずテンポが良く飽きさせない。
このペースで行くと500話は必要になるのではないだろうか。
長く楽しめるという意味で、読者としては非常に楽しみにしている。
時間はかかると思うが、作中のペースは変えずに続け完成させてほしい。
一点だけ問題点を挙げるなら、ファンタジー小説の普遍的な問題ではあるが、描写の対象が非日常的な物質、生物、人物等であることが多いため、読者の想像が追いつかないことがある。
挿絵を入れた紙媒体での発刊、あるいはマンガ、アニメの原作になることによってこそ、本当の実力が発揮される作品なのだろう。