第49話 結婚準備
出張のせいで延期していた結婚式の準備を行うため
週末俺は沙優と一緒に結婚式場に足を運んでいた。
結婚準備で女性が一番楽しみにしているのはウェディングドレスの試着。
俺は沙優に時間をかけて自分の好みのドレスを探してもらいたいと考えていたし、
実際色々なドレスを試着する沙優の美しい姿を楽しみにしていた。
「沙優…色々と考えないといけないけどまずはドレスを見に行こうか!」
「うん♡」
沙優は小さい女の子のように大はしゃぎである。
・・・
「うわぁぁぁぁぁぁぁ~~~!奇麗~!可愛い~~!」
沙優は色とりどりのドレスを目を輝かせながら見ていた。
「色々なものを試着して自分の合ったものを探すと良いよ!」
「え~~~、どうしよう~~~♪」
「俺も沙優が奇麗で可愛いドレス姿見たいと思ってるんだ!
俺の為にも是非色々と試着して欲しい!」
「うん♡ありがとう、吉田さん♪
じゃあ~お言葉に甘えて、色々と試しちゃうね♪」
・・・
まず最初はシンプルデザインで試着
「どうかな?」
「うん。奇麗だよ。上品さが感じられ清楚なイメージがする。
どういう結婚式でも通用するデザインだな。」
「ありがとぅ。ただ…ちょっと物足りないかもね。」
次にクラシカルデザインを試着
「どうかな?」
「うん。似合っている。落ち着いた雰囲気で、可憐で清楚な印象を受ける。
これもシンプルに近い感じかな。」
「ありがとう。そうだねさっきのと似てるイメージだね。」
更にキュートデザインを試着。
「うん。これ可愛いと思うんだけど、どう?」
「うん。プリンセスのような愛らしい印象を受けるな。
沙優にとても似合ってるよ!」
「ありがとう♪
わふわのフリルやリボンを使ったドレスで可愛いし、気に入った♪」
後は…ラインで選ぶこともあるんだね~。
ちょっと試してみる。
プリンセスラインのドレスと試着
「あ、これボリュームあるね。どうかな?」
「うん。可愛らしいと思う。
華やかさがあるから沙優には似合っている感じがする。」
「ありがとう♪そうだね。これも私に合ってるかも♪」
ミニ丈ラインを試着
「ちょっと恥ずかしいかな?(苦笑)」
「可愛い!だけどちょっとスカート短くてドキドキするな…
他の人には見せたくないかな…(苦笑)」
「妬いちゃう?(意地悪な笑み)」
「そう…かも…(赤面)」
「うん。大体分かったかな。
ごめんね。色々とつき合わせちゃって。」
「沙優?色は白で良いのか?」
「他にも色あるみたいだけど…」
「うん。白が良いかな。」
「でもせっかくだから試着だけしてみれば?
写真撮っておきたいし。」
「うん♪分かった♪ありがとう♪」
「ブルーはどうかな?」
「良いね。大人っぽくておしゃれな印象だね。」
「ピンクはどうかな?やっぱり色的に可愛いと思ってるんだけど…」
「うん。可愛いよ。
白よりもほんのり色づくブラッシュピンクでも良いかもよ?」
「そ、そうだね。ありかも。ありがとう♪」
「レッドはどうかな?ちょっと目立つ気がするけど…」
「確かにインパクト凄いな。情熱的で華やかな印象だ。
ちょっと強すぎるかも。写真には残しておきたいけど。(笑)」
・・・
「今日は色々とありがとね♡」
「満足したか?(笑)」
「大満足だよ♡」
「俺は沙優が喜んでいたから嬉しいよ。
それに…その…奇麗だったよ…」
「ありがとう♪吉田さん♪
吉田さんのタキシード姿もカッコ良かったよ♪」
「後は…親族以外に誰を呼ぶかか…」
「私はあさみ呼びたい!」
「そうだな。散々お世話になったし、それは絶対だな。」
「それから後藤さん、神田さん、ユズハさん、橋本さんもでしょ?」
「…良いのか?」
「うん。お世話になったし。」
「じゃあそんな感じで。大変だけど準備しよう!」
「うん♡」
「それから…指輪買いに行こう!」
「…はい♡」
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