第9話 プカプカあくび
青い空、白い雲の下。
テクテクと歩いてゆくと、小さめの木が葉っぱを揺らして気持ち良さそうにあくびをしました。まるで青空の雲をやさしくなでているようで、つられて私もあくびをしてしまうほどでした。
そこへ乳母車の親子がやってきまして、そよ風の中で小さなあくびをしました。
それをみていたお空の雲たちも、プカプカとあくびをして浮かんでいました。
そうして私もプカプカと歩いてゆくことにしました。
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