第5話 朝陽の光

金色の雲は美しく揺らめき宝物のありかを示していました。じぃっと見つめていると、金色雲の端から光はゆっくりと輝き出しました。朝日。朝の光です。


道を縁取る草花は優しい朝陽に目覚めて光の中で嬉しそうに揺れはじめました。


私も嬉しくなって朝陽の光の中へ入ってゆくとなんだか暖かい。嬉しそうな草花と空と朝日と一緒にハーモニーを奏でている。そんな空間を楽しんだのでした。


この優しい光をそっとポケットに入れて。そしてまたゆっくりと歩き出したのでした。

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