第2話 星の子ども
星空へ向かって歩いていると、足元にキラリと小さな光が一粒落ちていました。なんだろうと近づいてよくみてみますと、それは迷子の小さな星の子どもでした。
キラキラ瞬き泣いている小さな星の子を不憫に思った私は夜空への道を教えてあげました。
「君は夜空を渡れるよ」
すると小さな星の子どもはハッとして嬉しそうに夜空へピカピカと昇って行きました。
私はホッとため息をついて、また歩いて行くのでした。空はいつしか東から薄く白んできていました。
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