周り囲まれるってどんな気持ち?


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「やべえええぇえっ!?」

天とぷらは大きな爆発に飲み込まれながらも学校を駆け抜け、本来の漫画の分岐点にたどり着く。


【主人公がヒロインを助け学校に残る選択肢】


これは、ヒロインが怪我をし、倒れてしまう時に見捨てず、自ら化け物の群れに突っ込んで戦うことになる、しかし途中でサブ主人公に出会い、助けてもらうという王道のイベントとなっている。


【ヒロインを見捨て一人で逃げる選択肢】


これは主人公がヒロインを見捨て、一人で逃げ、近くのショッピングモールに逃げ込む選択肢である、一時は休息でき、武器も手に入る、しかし、すごく大きい(意味深)の怪物に襲われ、ほぼ人が死んでしまうという胸糞ルートである。


「まぁヒロイン盾にして死んだせいで俺たちは後者しかないんですけどねええええ!!」


「にゃーん(暗黒微笑)」


「なにわろとんねん埋めるぞ」


残念ながらヒロインは前に身代わりにして爆発四散しているためこのルートは不可能となっている。


そのため天とぷらは後ろを振り返らず、ただただひたすら前に走る。


学校を出ても化け物ばかりで、街に居た人は顔を潰されたり、臓物を引きちぎられたりとかなりショックな光景が広がっている。

その光景に天は口を押さえ、ぷらは


「あの死体で童貞卒業できんじゃね!?」


んなわけねぇだろ、あ、そんなことがあるはずないのにもか変わらず、そんなことを言ってしまうほど気が動転していた。


そしてぷらは性欲に意識を持っていかれながらも、重要なことを思い出してしまう。


「おい天!あかん!この先囲まれる!」


「」(顔を梅干しのようにちぢこませる)


そう、後者ルートを選ぶ場合だとこの先、11体の魔法少女の人形に囲まれて、片腕を持ってかれるのだ。


天はそのことを聞いてしまい、顔がさらに梅干しのように引き締まってしまう、だがふとはっとした表情をした後、ぷらの方向を向き、イケボ(笑)で耳元にささやく。


「俺たち二人のコンビネーションで切り抜けるぞ!!」と、カッコつけてるつもりで


それに対してぷらはキメ顔でこう言い返す。


「いや俺ら一度もコンビしたことないよね」


そして二人は人形の総攻撃により、体が粉々

になった。

「ぐああああああああああああっ!!」

「ウオーッウオッーッ、ウオーーッ(地面に倒れる音)」









「!?」

人形は生きてることに驚きを隠せず目を見開く、彼らは爆発に巻き込まれ肉片になったはずだと。


正確にはなるはずだった。



天はポケットに入っているスマホでペルソナ5でお馴染みの曲を大音量でかけはじめる。

「……こいっ!!ペルソ○っ!!!!」

天はブチィッとペル○ナを思い出すような効果音が流れた後に仮面を剥ぎ、投げ捨てる…フリをして普通に仁王立ちしていた。


殴ろうとした相手が急に大声を出して何かを呼ぶ姿に人形も何か仕掛けてくるのかと動揺して後ろに一歩下がる、


「我は汝、、汝は我、、」

ぷらは仁王立ちする天の後ろにスタンドのように突っ立ちながら、そう叫んでいた。


…そうつまり




これは





やけくそになった二人が行った







ぺ ル ソ ○ ご っ こである。








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