ヒトリシズカとフタリシズカ(一人静・二人静)

ヒトリシズカの名は、近縁種のフタリシズカがふつう花序を2本もつことと対比させてつけられた名だ。

(画像へ)

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330661921184421


ヒオリシズカは薄暗い林の中が好みのようで一人静かに咲いているという雰囲気が有る。春先に白いブラシ状の花が柄の上につく。 ただし、花のように見えるのは雄しべで、花弁はない。


片方は二人で静かに咲いているのだが・・ヒトリシズカにしろフタリシズカにしろ随分凝った名前を付けたものだ。

こんな名前を付けられたら 歌心のある人なら俳句の一つでもひねらねばなるまい・・と思ったらこんな名句が有った。


一人静むらがりてなほ淋しけれ(秋元不死男)


確かに・・

沢山群れて咲いていても ヒトリシズカは何故か寂しい雰囲気がある・・と言うのはうなずける。



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