スゲ (菅)

スゲ属は、カヤツリグサ科の一つの属である。身近なものも多いが、非常に種類が多く、同定が困難なことでも有名である。

(画像へ)

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330659836147658


カサスゲは以前はとてもよく知られていた植物だ。

細長くてとても丈夫なカサスゲの葉は、昔から笠や蓑をつくるための材料として、活用されてきた。菅笠すげがさはスゲで作った笠という意味をあらわし商品名として全国で通用していた。


以前はスゲの傘は日本中で愛好されていたようで・・江戸時代には加賀藩の奨励によって、富山県高岡市福岡町辺りが一大生産地として栄えていたそうだ。


ちなみに万葉の時代に貴族の間で流行った市女笠も すげで作られていている。


・・夏も近づく八十八夜

・・野にも山にも若葉が茂る

・・あれに見えるは 茶摘じゃないか

・・茜襷あかねだすきすげかさ


  唱歌 茶摘み  (作者不詳)

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