トリカブトは、キンポウゲ科トリカブト属の総称であり、ひとつの植物を指す名称では無い。それは日本と言う名の島が無いのと同じで。トリカブトと言う植物は無いのだ。日本には数多くのトリカブト類が自生している。

アズマレイジンソウ

アポイトリカブト

ウゼントリカブト

エゾトリカブト

オオサワトリカブト

オオレイジンソウ

オクトリカブト

シロバナトリカブト

など３０種類が有る。

（画像へ・・）

鳥兜とは、雅楽の演奏時にかぶる烏帽子のことで、トリカブトの花の形が、烏帽子に似ていることから名付けられたトリカブト属の総称なのだ。

古来より、煮詰めて濃縮した毒を矢に塗布するなどの方法で、狩猟・武器目的で北東アジア・シベリア文化圏を中心に利用されてきた。

毒は神経毒であり、中枢神経に作用して嘔吐・呼吸麻痺・痙攣・心臓麻痺で死に至る場合も有る。だから、この毒矢で射られた動物は神経をやられて動けなくなるのだ。

若芽の頃に他の山菜と間違われ中毒する例が報告されている。

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