前のエピソード――スミレ　

今日４月１日、スタンディングバイクで花見に出かけた。島根半島のチエリーロードは日本海に面した海沿いの道で５キロに渡って７００本の桜が咲く。日本海を背景に見る桜はとても美しく天気の良い日には遠く隠岐の島が見わたせる。チエリーロードは、当地では有名な桜街道で　近県から車やバイクで訪れる人も多い。

桜は今日が満開で　風で桜の花びらが舞い　道路の淵に吹き寄せられて白くなっている。私はスタンディングバイクで春風を受けながら　舞い散る花びらの中を存分に楽しんできたのだが、その帰り道に道路わきの木にアケビの花が咲いているのを見つけた。

桜と同じく例年より早く開花したようだ。アケビの花は地味な花なので人に注目されることもなく　ひっそりと咲いているのだが、覚えればそこそこ可愛い花なので紹介してみようと思う。

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https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330655233569180

アケビは雄花と雌花を咲かせる。大きい方が雌花で後ろの小さい花が雄花だ。♀花に対して♂花の方が数が多い。雌花の中心にあるメシベのような物は、あのひとつひとつが成長して右のようなアケビの実になる。小指の先の半分ぐらいの小さな花だが　この時期たくさんの花を咲かせている。その場所を覚えておいて秋にその場所を訪れれば　たわわに実ったアケビの実を見る事が出来る。