卯の花の　匂う垣根に

時鳥（ホトトギス）　早も来鳴きて

忍音（しのびね）もらす　夏は来ぬ

唱歌”夏は来ぬ”の冒頭に出て来る卯の花とはウツギの花のことだ。

梅雨に入ったこの時期に山間の道路をドライブしていると横の斜面から垂れ下がるようにクリーム色の花が咲いている。今の時期ならその花はきっとウツギの花だ。

ウツギは北海道南部から本州、四国、九州に広く分布する1.5ｍほどの低木だ。ウツギの名は幹が中空であることからの命名であるとされる。

花は卯月（旧暦4月）に咲くことからウノハナ（卯の花）とも呼ばれるそうだ。

卯の花の　匂う垣根に

時鳥（ホトトギス）　早も来鳴きて

忍音（しのびね）もらす　夏は来ぬ

この歌と共に是非とも覚えて頂きたい花である。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい