第24話 中東地域の女性たちのように、強くなれ! ドキドキするような恋話に、近付けそうかな?マスクの思い、生き方、意識が、大成長。

 コロナ禍を、振り返ろう。

 「マスクを、つけなさい!」

 ここまで、厳しく言われるようなことが、これまでに、あったろうか?

 買物、遊び場、どこにいくのにも、マスクをつけていないといけなくなった。

 中東地域を、思い出す?

 女性たちの、ドキドキするような恋話に、近付けそうかな?

 「マークがなくても、何らかの理由でマスクをつけられない方にも配慮のできる、優しい社会であってほしいですよね?」

 「そうですね、サヤさん?」

 そうだよ。

 社会の考え方を変える努力が、必要かも。

 「マスクをめぐる多様な意見への理解が、社会全体を守ることにつながれば、良いんですけれどね。生き方と意識を、変えていくべきです」

 「そうですね、サヤさん」

 「バブルのおばさんたちにも聞かせなくっちゃ、いけないわね」

 「バブル?」

 「わからない?」

 「ごめんなさい」

 「良いのよ」

 「勉強不足、でした」

 「良いんですよ」

 「え?」

 「勉強不足だと感じられるから、勉強をしていかなくっちゃいけないという気持ちが生まれる。だから、良いんですよ」

 「はい」

 「中東地域の女性たちも、同じです」

 「はい」

 「勉強をして、努力のできる女性は、美しい」

 「はい」

 「誰かを、助けることも」

 「…あ、それ」

 助けてくださいっていうハガキをもらっていたことは、サヤさんには、言っていなかったはず。

 驚いた。

 「サヤさんって、すごいな。それ、見抜かれちゃったのかな?日本で1番のがんばり屋さんだっていう、シューショクヒョウガキ世代の人、なのかな?」

 そうして、また、驚かされた。

 「思い出した。バブルって…。マスク、マスク。ああいう感じの人たちからも、身を守らなくっちゃいけないよ」

 勉強、勉強。

 中東地域の女性たちのように、強くなれ!

 マスクの思いが、成長。






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