第23話 真面目な、マスクの話!どうしてもマスクがつけられませんマークも、大切な意思表示なんだろうけれど、完璧じゃないから気を付けよう!  

 マスクの話を、続けてみよう。

 マスクをつけることが難しいのは、自分自身からではマスクをつけるやり方のわからない子。つまりは、赤ちゃんや幼児。

 それに、発達障害のある方。

 過敏症の方、皮膚に疾患をもった方々。

 疾患によっては、マスクをつけると、身体が、傷付いちゃう。顔に痛みを感じたり、かゆくなり、皮膚がかぶれてしまったりする。

 かゆければ、患部をかいて、出血したりすることもある。

 気持ちが悪くなり、イライラして、集中できなくなったりしてしまう場合もあるといわれる。

 他人に言うのも恥ずかしくなってしまい、誰にも相談できずに、つらい思いをし続ける人も出る。

 そういう人の、ために…?

 「サンさん?」

 「はい」

 「感覚過敏を知らせるカードが、作られたんですよ?」

 「そうですたか」

 「私は、感覚が過敏なので、マスクやフェイスシールドをつけられないんです。っていう意思表示のカードなんです」

 このマークをつければ、マスクをつけていなくても、他人から、とやかく言われることも少なくなる。

 こういうマークと、似ている。

 「私は、妊婦です(お腹に、赤ちゃんがいます)」

 「車に、小さな子が乗っています」

 でも、注意!このマークにも、反論はあるんだからね?

 だってさ…。

 「車に、小さな子が乗っています」

 だから、何?

 「私たち大人だって、昔は、小さい子どもだったじゃないの。車に、子どもが乗っていて、何か問題なわけ?」

 逆ギレ。

 子どもが乗っていますマークは、完璧ではない。

 過敏な社会には、注意。

 どうしてもマスクがつけられませんマークも、大切な意思表示には違いないんだろうけれど、完璧じゃないっていうことを、忘れずに。

 「マスクは、人を守り、まわりも快適にさせられるアイテムだ!」

 強い気持ちを、持とう!

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