第21話 マスクの話を、してみましょう。「種類多すぎの、マスクたち。ひもは、マスクの内側につけるもの?外側につけるもの?」さて、どっちでしょう?

 マスクの種類、多すぎ。

 市販のマスクは、1つのルールにまとめられそうになかった。

 鼻部分をとがらせる形のマスクもあれば、まん丸の形で顔を覆うマスクも、あった。

 色も、いろいろ。

 白マスク、灰色マスク、黒マスク…。

 マスクメーカーごとに、折り目、折り方、サイズ、ひもをつける位置などが、異なっていた。

 「ほとんどの人は、ひもは、マスクの内側につけるものだと、思っているでしょうね」

 「私も、そう思っていました」

 「店で売られているマスクの多くは、マスクの内側部分に、ひもがついています」

 「はい」

 「でも、あれ…」

 「本当のところは、決まりがない?」

 「そういうこと、なんです」

 「へえ」

 法律的な決まりは、なし。

 「町で売られているマスクは、医療用品ではない」

 「雑貨扱い」

 アメリカには、アメリカ規格があったらしいけれど。日本でも、規格ができて、ひもの位置が決められる日がくるかもしれない。

 動画配信で、手作りマスクも見た。

 気になる、質問。

 「手作りの布マスクって、不織布マスクよりも、経済的に得なの?」

 経費を、考えてみた。

 「布マスクを手作りするのに、いくら、かかる?とりま、費用は、400~500円くらいだと考えてみましょう」

 「それなら、1枚分の布製マスクのコストは、町で売っている使い捨て不織布マスクと同じくらいと考えて、良いはずです」

 「布製マスクのコストも、同じようなものですよ。1枚、400~500円くらいだと考えてください」

 ふうん。

 不織布マスクは、何枚かセットになって、売られていたものだ。

 1枚分の、値段は?

 「使用回数で価格を割ると、布製マスク1回分の使用コストは、不織布マスクの1回分の使い捨てコストに近い」

 「結果的に、同じようなものでした!」

 動画配信も、役に、立つんだな。





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