第18話 厳しいイスラム社会でも、チャドルやコートの下は、裸だって構わないらしい。日本の和服も、似ていますね。若い世代の子は、知らない?

 「どうして、あんなにも暑い中東地域で、女性たちは、チャドル姿でいられるんだ?」

 おっと。

 「どうぞ、いらっしゃい」

 ちょっと、違ったな。

 動画は、店ではなくて、一般家庭の中のようだった。

 「どうぞ。コートを、脱いでくださいな」

 「でも…」

 「気に、しないでください」

 「でも…」

 「ここは、私の家。誰も、イスラムの服装チェックはしませんよ?心配、しないでくださいな」

 ここで、また、セクシーな話。

 「でも…」

 猛暑日に招かれたほうは、脱いでくださいと言われても、なかなか、服を脱げなかったりする。

 なぜでしょうか?

 答えは、秒で。

 答え。

 「チャドルやコートの下は下着だけっていう女性も、いたから」

 そりゃ、恥ずかしくて、脱げないよ。

 厳しいイスラム社会だったけれど、チャドルやコートの下は、裸だって構わないんだという。

 もちろん、本当に裸では、困るけれども。

 これじゃあ、脱げません。

 日本の和服も、これと似ていたのかもしれない。

 昔、おばあさんたちの青春時代くらいまでは、和服の下は、裸でも良かった。っていうか、ある意味、フツー。

 暑ければ、本当に、裸。

 「和服って、元々の正式には、下に、何もつけない」

 若い世代の子に言うと、驚く。知らない子も、いるでしょ。

 「え?ま?」

 「えちえち」

 「成人式とかって、そういう格好が、正しいわけ?」

 心配、するな!

 時代は、変わったんだよ。

 今は、違うからさ。

 正式な和服姿って、中東地域から、影響されてきているんだろうか?日本の美術とかって、ペルシャ地域からの影響も、あるわけだし。

 考え方も、影響し合う?

 中東地域の女性たちは、こう考える。

 「チャドルで隠していれば、私の心の中を見られることはない」

 本音と、建て前。

 こういう気持ちの使い分けも、日本と、似ていたね。





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