第17話 「チャドルでも、イスラミック・コート姿でも、女性は暑い。どうすれば、涼しく感じられる?」っていうと、下着の話になっちゃう。ごめんなさい。

 チャドル姿は、努力の印?

 ちょっと歩けば、布は、ずれるわ、頭から、外れてしまうわ。

 たまたま、布が外れたときに、見回り警備隊に見られちゃったら、最悪だ。

 「その格好は、ダメ!」

 「女性らしく、しなさい!」

 言うんだろうなあ。

 セクハラっぽい言い方、だけど。

 「すご」

 良い動画が、見つかった。

 布の端を口でくわえて、両手に、荷物をもって歩く人。

 和服の着こなし美人と呼ばれる人がいるように、チャドルの着こなし美人かな?

 まるで、東南アジアの、頭の上に荷物を載せて歩く女性。

 「サンさん?」

 「何ですか?」

 「先ほど、ホテルのフロント話をしたときに、メイド・イン・ジャパンの製品は、中東地域でも性能が認められているという話を、しました」

 「はい」

 「日本がどこにあるのかも、わからないというのに」

 「みたいですね」

「メイド・イン・ジャパンは、チャドルでも、活躍していたんですよ?」

 布ではなく、ポリエステル製のチャドルに身を包む女性も、多かったという。

 「なぜ、ポリエステル?」

 聞けば、中東地域の女性たちは、笑顔。

 「特別、安いから、ポリエステル製にしているってわけじゃないのよ?」

 「信頼の、製品だから!」

 「黒のポリエステルはね、メイド・イン・ジャパンなのよ?」

 あ、そうなんだ。

 ここで、疑問。

 「チャドル姿も、イスラミック・コート姿の女性も、町を歩くと、暑いでしょう?真夏に、長袖の、しかも、厚手のコートを着て歩くようなものなんですから。着て、苦しくはないんですか?」

 中東地域では、地球温暖化が原因といわれることもあって、10月11月でも、日中は、30度以上の気温になる日も多かった。

 どうやったら、涼しく感じられる?

 サヤさんに、別の現地動画を、見せてもらった。

 その、答えは…?

 「いらっしゃい」

どこかの、店?





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