女性の気持ち、海外旅行!2/2~コロナ禍でも化粧品(コスメ関係)が良く売れたあの国を、リモートで、旅してみたら?こういう旅行も、面白い~
第11話 ある泉で、女性が祈る。「あの人と、結婚できますように!」 「元気な赤ちゃんが、産まれますように!」 「旦那が、浮気しないように!」
第11話 ある泉で、女性が祈る。「あの人と、結婚できますように!」 「元気な赤ちゃんが、産まれますように!」 「旦那が、浮気しないように!」
中東地域の女性たちには、恋話があった。
イランでは、サッカハーネと呼ばれる場所が、舞台なんだそうな。
サッカハーネというのは、公共の水飲み場のこと。
町や村の通りに、いくつも、設けられていたんだとか。
このサッカハーネが、水飲み場以外に、祈りの場としても使われていたという。
面白いじゃないか。
水を飲むついでに、お祈り。
おしゃべり。
日本の感覚でいけば、日々、家内安全を願って手を合わせるような、近所の神社と似ていた?
違いは、神様。
サッカハーネは、水飲み場ということもあり、神様はいないという。単に、近所の憩いの場。
何かのついでに、寄る場。
水飲み場を取り囲む柵には、リボンが結びつけられる。誰かが、そこで、願い事をしていくから。
神社のおみくじを木に結ぶのと、似ていたね。
ろうそくに火を灯して、願掛けをする人もいたという。
この水飲み場、サッカハーネで祈りを捧げるのは、ほぼほぼ、女性。
家族のこと、学校のこと、健康のことなどを祈る。
今では、コロナ感染についての祈りが多かったけれど…。サヤさんが訪れた当時に多かったのが、恋の祈り。
「あの人と、一緒に帰れますように!」
「結婚、できますように!」
「旦那との間に、元気な赤ちゃんが産まれますように!」
「旦那が、浮気して、他の女性についていかないように!」
このような、恋に関する祈りは、モスクという大礼拝堂では、できない。
イスラムのモスクでは、人間の愛については受け入れてもらえないものらしいから。イスラム社会では、アラーへの愛が一番大切なのだから、ごもっとも?
でも、それじゃ、つまらない。
そこで、サッカハーネが、大活躍!
「サッカハーネは、個人の恋のことも、受け入れてくれるんです」
これなら、中東地域の女性も、燃えますなあ。
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