女性の気持ち、海外旅行!2/2~コロナ禍でも化粧品(コスメ関係)が良く売れたあの国を、リモートで、旅してみたら?こういう旅行も、面白い~
第9話 中東地域だと、基本、女性同士でも宿泊はダメ。男を連れ込むような商売女かもしれないから、だそうです。あ、そうなんだ。
第9話 中東地域だと、基本、女性同士でも宿泊はダメ。男を連れ込むような商売女かもしれないから、だそうです。あ、そうなんだ。
中東専門学校の先輩を、頼ろう!
「先輩?私は、フロントの男性に、どう思われたんでしょう?」
「面倒くさいなあって、思われていたんでしょうね」
「うわ」
「そもそも、あの地域では、女性の旅が難しい。私も、そうだった」
「先輩も?」
「箱入り娘の発想で、困ったものよ」
中東地域では、女性は、父親か夫の同伴がないと、泊めさせてくれない。親離れできない、日本の新卒男子のよう。
「お父さん!」
「お母さん!」
「じいじ、ばあば!」
君たちは、いくつの男子だよ。
大学の入学式に、親がくる。
卒業式にも、くる。
入社式にも、くる。
1人でも生きろと突き放された、就職氷河期世代との差、半端ない。
そういう男子と結婚する子は、相当、覚悟が必要。
「学生有利」
「何をしても、怒られない」
その2つを、勘違いしていませんか?
話は、戻って…。
「中東だと、基本、女同士でも、宿泊はダメ。男を連れ込むような、商売女かもしれないから、泊めたくないんだって」
「へえ」
さすが、先輩情報。
女性は、守られるの?
それとも、遠ざけられるの?
女性だけでも泊まることができたのは、大都市の高級ホテルとか、政府が経営する特別なホテルだけだという。
ラフな格好の女性が、フロント近くを歩いていたとする。すると、フロントの人が、すぐ、駆け寄ってくる。
「ダメですよ!スカーフを、かぶってください!ホテル内も、町の通りと同じです」
中東地域では、良くあることだとか。
平和な日本と比べるから、感覚が、狂っちゃう。
「サンさん?」
「はい」
「老後が心配だっていう言葉のよう、ですよ?」
サヤさんが、変わったキーワードを持ち出した。
感覚の、差。
イランの人たちは、日本とは違って、決して、老後の心配を口にしなかったという。
それは、なぜでしょう?
それは…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます