女性の気持ち、海外旅行!2/2~コロナ禍でも化粧品(コスメ関係)が良く売れたあの国を、リモートで、旅してみたら?こういう旅行も、面白い~
第5話 「運転手の近くに、若い女性が乗ってはいけないんだ。ムラムラっときた運転手の男が、かわいそうじゃないか!」笑っちゃう話、だよ。
第5話 「運転手の近くに、若い女性が乗ってはいけないんだ。ムラムラっときた運転手の男が、かわいそうじゃないか!」笑っちゃう話、だよ。
「良し。乗れ」
やばみなボディチェックが、終わった。
席を替わるなら良いと言われて、バスに、乗り込んだ。
「サンさん?」
「はい」
「バスの一番前の席に、女性が座っては、まずかったらしいんです」
「サヤさん、どうしてです?」
「運転手の気が散るから、いけないんですって!」
「え?」
「私、笑っちゃいました」
中東地域では、前回わかったように、自分の家に入ったときの女性は、黒のチャドルを脱いだ。
大好きな旦那には、思いきり、セクシーな格好で迫ってみたかったみたいだし。家の中では…ね。
家の外では、厳しかった。
バスの運転手のおじさんは、外では、女性の華やかさがないので、イライラ。
ということで、すぐ近くに、特に若い女性に座られちゃうと、ムラムラッと、きちゃうらしい。
そうか。
そうか。
おじさんも、大変なんだねえ。
「お前は、そこに座るな!」
今度は、警備隊じゃなくって、運転手に怒られちゃった、サヤさん。
「この地域じゃあ、バスに乗るとき、運転手の近くに、若い女性が乗ってはいけないんだ。男が、かわいそうじゃないか!」
サヤさんは、バスの、もっと後部のほうの座席に移動させられてしまった。
「私は、そんなにも、若い女性…?わけ、わからない」
サヤさんは、悩んだという。
笑っちゃう話、だよ。
前列から後ろのほうに座ると、今度は、客サービスがはじめられた。
「お前さんも、気の毒になあ…」
「良く、戻ってきたよ」
「おかえり」
「バスが、動いた」
「これで、安心だ」
そんな意味の言葉が、かけられ…。
サヤさんの元に、菓子やら、ヒマワリの種が、回ってきたという。
「不思議。私の前の席には、太ったおばさんが座っていたのに。なぜか、その人には、皆、気を遣っていませんでした」
その理由がわかったのは、帰国してから!
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