女性の気持ち、海外旅行!2/2~コロナ禍でも化粧品(コスメ関係)が良く売れたあの国を、リモートで、旅してみたら?こういう旅行も、面白い~
第3話 女性の立ち位置の、謎。レディーファーストは、レディーファーストなんだけれど?バスは、いつになったら、出発できる?笑える旅が、続く。
第3話 女性の立ち位置の、謎。レディーファーストは、レディーファーストなんだけれど?バスは、いつになったら、出発できる?笑える旅が、続く。
トルコから、隣りの国イランへ。
「日本列島を横切るくらいの距離を、走ったと思います」
「そうなんですか?」
「この旅は、良かった」
「思い出の旅に、なったのですね?」
「ええ」
「どんな感じで、ですか?」
「考えさせられたのよねえ」
「何を、ですか?」
「女性の、立ち位置」
「立ち位置、ですか?」
なるほど。
面白そうかも。
サヤさんの経験談に、興味深く、聞き入ってしまった。
中東地域では、民間の、フツーの高速バスが、急に止められることがあるらしい。警備隊が、乗り込んでくるからだ。
「パスポートを、出しなさい」
強盗とかじゃ、ないよ。
警備隊。
やり方は、荒っぽかったみたいだけれどもね。
サヤさんは、驚いた。
このときに、検査ではない、思いもよらないことを聞かれたから。
中東地域は、謎。
「私は、警備隊の人に、なぜ、車内の一番前に座ったんだねって、聞かれました」
「え?」
「そんなことを言われても、困りますよねえ?」
「ですね…」
「その席は、バスに乗り込んだときに、こちらに座ってくださいって、案内された場所だったんですから」
「ですよね」
そのときのやりとりが、女性旅行者の気持ちを、悩ませた。
「お前は、女性だよな?」
「…ええ、まあ、そうですけれど」
こんな、やりとりになったという。
笑えちゃう話だよ。
「オー!お前は、なぜ、運転手の近くに座ったのかね?」
「なぜ?」
「そうだ」
「案内されたから」
「何?そこの席には、座っちゃいけないんだぞ?」
「え?」
何で?
そこに座りなさいって、言われたのにさ。
中東って、奇妙だね。
実は、座らされた席は、レディーファーストはレディーファーストなんだけれど、レディーファーストでなかったり。
何だ、これ。
バスは、いつになったら、出発できる?笑える旅が、続いていく。
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