第2話 マスクの新しいリモート海外旅行に、出発だ!トルコからイラン行きのバスの中で、女性をめぐって、爆笑の予感です。

 面白い生活でなくっちゃ、面白くない!

 変な、言い方!

 中東地域の女性の気持ちと、マスクに迫る旅を、再開してみよう!

 私のお父さん…じゃなかった、父の勤めていた、中東コミュニケーションセンターまでは、最寄り駅から、5駅先。

 センターに、到着。

 いきなり、センターの職員らしき女性に、あいさつされた。

 「はじめまして」

 「えっ?」

 「私は、サヤと申します」

 「はい」

 「中東地域の女性たちのドキドキ話を、聞きたいのでしょう?」

 「え?あ、はい…」

 わかっちゃうのかなあ?

 まだ、何も、言っていなかったのに。

 「私は、仕事で、2年ほどイランにいっていました」

 サヤさんは、お父さん…じゃなくって、父よりも年下の、とはいっても、私よりずっと年上の女性…だな。

 「イランでは、バスの席で、笑ってしまいました。中東地域では、女性の扱いが、ナイスなものです」

 何だろう?

 今は、海外旅行にいきずらくなっていた、コロナ禍。この人が、リモート海外旅行を推してくれるんだな?

 「サンさん、でしたよね?」

 「え、はい」

 何で、名前が、わかっちゃうのかな?

 「イランいきの旅話は、いかがですか?」

 「はい」

 「ただし…」

 「はい?」

 「中東地域の情勢は、変化しています」

 「はい」

 「私が旅した当時の出来事で良ければ、お話しいたしましょう」

 さあ。

 新しいリモート海外旅行に、出発だ!

 サヤさんの旅のはじまりは、トルコ。そこから、バスで、イランいき。

 トルコの民間のバスは、ハイスペック?

 まず、バスの最前列に座るよう、案内されたんだそうな。

 「女性は、一番前にどうぞ。景色も、良いですよ?って言われて、バスの最前列に座らせてもらいました。日本と違って、女性ファーストなんだなあって、驚きました」

 ここからの変化が、笑えたという。





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