第3話 SC突撃

「まずい!ひき殺す前にゾンビが跳び上がってきた!」

「まじかよ!」


ゾンビは跳躍し、フロントガラスに張り付いた。

そしてガラスを破壊しようと殴り続ける


「いい考えが思いついた!ロトージ!車を止めてくれ!」

「任せろ!」


キー!


急ブレーキで車が止まった


「グレート!窓を開けてくれ!」

「中卒に指図されるのは好きじゃないがまあいいだろう。」


「そこからボンネットに乗って!」

「まあいいだろう。体操部だった大学時代に鍛えた力、見せてやる!中卒にはわからないだろうがな!」

「一応言っとくが、うちの中学にも体操部はあった!俺は卓球部だったけど!」

「それはすまない!」


そういうと、グレートはボンネットに飛び乗った。


「で、どうするんだ?」

「銃を渡す!それを使って倒してくれ!」

「分かった!」


ウェイは荷台から9㎜式機関けん銃を取り出した。


「ほれ!」


ボンネットに拳銃を投げる。

それをグレートが受け取った。


「食らえ!」


グレートは引き金を引く。

銃弾はすべて命中した。


「ヷヴー!」


ゾンビは血を流して倒れた。


「死体が邪魔だな。」

グレートはゾンビの死体をボンネットに引っ張った。

「じゃあな。」

ゾンビの死体を蹴る。

死体は蹴られ、道端に転がった。


「倒しといたぞ。」

「ありがとう。じゃ、このままSCに向かうぞ。」



「目的地に到着しました。」


ナビゲーターの声が聞こえる。


「どうやら、ここがSCのようだな。」

「みんな、用心して。ゾンビがここにいる可能性も捨てきれない。装備を整えて、ゾンビに備えて。」


「ウェイはいったい何を持ってきたんだ?」

「えっと、こんな感じ。

9㎜式機関けん銃 1丁

SIG MPX 1丁

H&K HK416 1丁」


「9㎜式機関けん銃はどこで調達してきた。うちの部隊にはないだろ。」

「ほかの部隊からパクってきた。」

「お前なあ。まあいいか。それと、もし集団でゾンビが現れたら、これを使ってくれ。」


そういってグレートが取り出したのは、リンゴだった。


「リンゴ?」

「いや違う。これはリンゴ型手りゅう弾だ。リンゴ型にすることで、落ちやすくなる。近い距離から狙えるぞ。」

「よし!じゃあショッピングセンターに突撃だ!」

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