2.9章目

 これは、たくやがグレーテルとヘンゼルが家に帰ったあとを、追跡してみた話だ。


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「あ〜。よかった〜」


 たくやはヘンゼルとグレーテルが家に帰り着いたところを見て安心した。

 そして、地面に座り込んだ。

 ずっと線を引いていたから足がもうパンパンなのだ。


「え、まってどうしよう」


 そういえば寝るところがない。


「どうしよう。もう動けない」


 たくやは諦めたように野宿でもしようとしてるときに気づいた。




 自分の立ち位置に。



「あれ?僕、ヘンゼル達の父親と仲良いよなぁ——」



 ————5分後


「あれ、どうしたんだい?こんな時間に」


 たくやはヘンゼル達の家に来ていた。


「……木こり、頼む」








 ————翌朝



「本当にありがとう!」




 たくやは木こりのベッドを1人で使い、ぐっすり眠りすっきりとした朝を迎えた。


 そして、また歩き始めるのだった。


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