第13話
そこにはたけるがいた。
「なんで君がここに?」
「香織、いますよね?」
「は?君に関係ないだろ」
俺は何故か内心焦り、ドアを閉めようとすると、この男はドアに足を挟んでとめやがった。
「何をするんだ!」
「香織ー!!いるんだろー!!」
「叫ぶんじゃない!ここは君が来るような所じゃないぞ!」
「じゃあ香織が来る所でもないですよね!」
俺はドキッとした。
心のどこかで後ろめたい気持ちがあったのも確かだ。でも、これは同意の上。
ましてや誘ってきたのは香織ちゃんだ。
こいつに邪魔されてたまるか!
俺は力ずくでドアを閉めると鍵をかけた。
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン
部屋に戻ると香織ちゃんが不安そうな顔をしていた。
「もしかしてたけるですか?」
「うん、なんでここが分かったんだろうね」
「なんかすいません、たけるのせいでぶち壊しですよね」
「香織ちゃんは悪くないんだよ!気にしないで」
しばらくするとチャイムが止まる。
「もう帰ったみたいだから、続きをしようか」
「‥‥はい」
俺は気を取り直して香織ちゃんに覆い被さる。
両手で胸を掴み、先端にむしゃぶりつく。
「声、出してもいいんだよ」
「は、はい‥‥あっ//」
俺は爆発寸前だった。
「香織ちゃんは本当可愛いね」
俺が香織ちゃんに包まれようとした時。
ピキーーーーーーーーン!!
体中に電気が走った。
「いてててて!」
「小竹さん?大丈夫ですか?」
腰に一気に力が入ったせいだろう、ギックリ腰をやってしまった。
「香織ちゃんごめん」
「私はいいんですけど、小竹さん動けますか?」
俺は少しでも動くと痛むため四つん這いのまま固まっていた。
「あっ」
香織ちゃんが何やらモゾモゾ下に下がっていっている。これはもしや!
「動かないで下さいね、あっ動けないんでしたっけ。フフッ」
さっきまでの香織ちゃんとはまるで別人のようだ、俺の情けない姿を見て楽しんでいる。
「おっ//」
香織ちゃんは俺の想像通りの事をしてきた。
「‥‥いてててて」
気持ちよくなればなるほど腰に力が入って痛む。
「あれ?やめましょうか?」
「いや、やめないでください」
何故か俺は香織ちゃんに敬語になっていた。
「まったく、こんなんじゃ私を満足させられませんよ」
「すいません」
あーなんという快感。
「香織ちゃん‥‥もう‥だめ‥‥」
俺は今までで一番の威力で香織ちゃんの可愛い顔に愛の雨を降らせた。
「私シャワーいってきますね」
「う、うん」
俺は痛みに耐えていた。コンディションが良ければもっと気持ち良くなれたはずなのに。悔しいやら嬉しいやら。
なんとかベットに横になり、脱力感からかいつのまにか眠ってしまっていた。
気付けば深夜を回っていた。
あっ香織ちゃん‥‥帰ってる。
ん?
枕元になにやらメモがある。
先に帰ります。
腰、お大事に♡
新たな一面を見れて俺はますます香織ちゃんの虜になっていた。
あっやばっ。
香織ちゃんの事を考えるだけで反応してしまう。
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