第5話殺意の証明
「堀君、六代目と弟さん結構、険悪な間柄だったらしいねぇ」
「あの酒蔵に数千万円援助してますね」
「社長に他のトラブルはないの?」
「トラブルではありませんが、大桜酒造の杜氏には結構嫌われてるみたいでして。中村社長は酒蔵を潰して、スーパーを建てる予定中村らしいです。杜氏から反発食らうのは当たり前です」
黒井川はため息をついた。
「じゃ、中村社長に殺意を抱いているのは、大勢だね」
「ま、そうなりますね。……黒井川さん。朝マックしませんか?」
「いいよ。コーヒー飲みたいんだ」
堀はマックある車線にハンドルを切った。
「堀君、これはれっきとした殺人だよ。だから、現場にもう1人いた事は間違いない。それを証明できれば事件は解決だな」
「しかし、証明と言っても……」
「そうなんだよな~。あの酒蔵の関係者全員に当たってみようよ!」
「ハイ、分かりました」
「僕は、六代目と話しをしたいから」
2人では、ハンバーガーと格闘していた。
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