第2話殺人現場

美しい海だった。そこに、警察がなだれ込み、景色を台無しにしている。

「いや~、オープンカーって気持ちがいいね」

「黒井川さん、真面目にやって下さいよ!」

「堀君、そっちはどうなの?」

「事故ですね。酒飲んでシュノーケリングをしたみたいですね」

「連れは?」

「1人で来たみたいですが」

「堀君、これ!」

「財布ですか?」

「この中にレシートが。ファミリーレストランの。デミグラスソースハンバーグ定食と、和風ドレッシングハンバーグ定食食べてる」

「じゃ、もしかして……」

「2日前に、何者かとこの現場に来てるね」

「じ、じゃ殺人ですか?」

「取り敢えず、僕に付いてきて。名刺がある。山下建設の社長さんだから、秘密は会社にあるかも知れない。ここは、川崎警部補に任せて会社に行こう」

「ハッ!」

2人は山下建設に向かった。

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