落とし穴

@takumimikuta

第1話

起きたら村が賑やかだった。

「そうか今日は贈呈の儀式の日か」

贈呈の儀式とは年に1回行われる儀式で15歳

となった少年や少女が各教会でスキルを貰える日だ。その時に必ずスキルを貰える、なのでこの世界ではその時選ばれたスキルで将来なる職業がきまってくる。

「お母さんおはよう」


「おはようカイ,寝癖治して来なさい、だらしない格好でスキルを貰えるかい!」


「わかった」

今日僕も15歳になりスキルが貰える,そのこと

で昨日は眠れなかった。

「じゃあ−行ってきまーす!」

教会の前からで友人のユイとレイと待ち合わせしたのでので急いで向かった。

「ごめん遅れた」


「も〜う遅いよ』


「ほら、もうすぐしないと遅れるぞ!」

僕はユイとレイと一緒に教会に向かった。


「今から名前を呼ぶ,名前よばれたものから

この水晶に手をかざしてください。まず,ユイさん水晶に手をかざしてください。」


「行ってくるね。」

ユイが水晶に手をかざした時ステータスと

かかれた透明な薄い板ユイの目の前に現れた。


『 ステータス  』

名前ユイ  レベル1

力36 速さ82

瞬発力52 体力56

魔力220

スキル『全魔法強化』


「ほとんどはレベル1でここまでステータス

スキルの人はいませんよ。」

神父がそう言うと周りがざわざわしてきた。


「次はレイさん手をかざしてください。」


『 ステータス  』

名前レイ  レベル1

力120 速さ109

瞬発力110 体力103

魔力50

スキル『武器生成』


「ステータスが魔力以外100越えにスキルはあの伝説の武器王と一緒だと!」


また周りがさっきよりざわざわとなった。

「伝説の武器王と同じスキルと,魔力200越え

もしかったら俺達は英雄の誕生を見ているかもしれね〜」

2人とも凄いなぁ〜

「次カイさん手をかざしてください」

よし僕も凄いスキルをとってやるぞ〜


『 ステータス 』

名前カイ レベル1

力62 速さ58

瞬発力48 体力52

魔力0

スキル 『落とし穴(小)』


え、、魔力0,スキル落とし穴て何?

そう思ったとき周りからはさっきとは違う

尊敬の眼差しじゃなく笑い者を見るような

目で見られた。

1人の男の笑い声が聞こえてきた。

「ギャハハ違う意味でも凄い儀式だなぁ!」

その言葉に同様するかのように周り1つまた1つと笑い声が聞こえてきた。

目の前が真っ白になるのが見えた,

その後も儀式が行われ,レイやユイのような

ステータスやスキルではなかったが前の儀式で

は見られない賑わいになった。

儀式が終わりユイやレイはいろんな人に囲まれていた,それが誇らしく,自分が1人になるんじゃないかと不安もあった。

「僕は帰るね。」


「う,うん!気をつけてきっとカイも成長したら強くなるよ!!」

「そ,そうだな、きっとカイは強くなる!」

ユイとレイがそう言ってくれた。

僕はその言葉が嬉しかった。

そうだまだ決まったわけじゃないんだ!

よし、帰たらスキルの練習するぞー

僕は帰るなりスキルを使ってみた。

「スキル『落とし穴』」

目の前に子供1人が入れそうな穴ができた,

まさしく誰から見ても落とし穴だった。

まだこのスキルが弱いというわけではない

魔力が低くてもスキルが強い人の事例は何個か

聞いた事がある。よし,そうと決まれば

練習あるのみ。



3年後、、

僕は落とし穴のスキル使い続けた,寝る間も惜しんで使い続けた。そんなやっても言われた時もあったけど使い続けた。

『ステータスオープン』

そう言うと水晶をさわった時同様に僕の前に透明な薄い板がでできた。


『 ステータス 』

名前カイ  レベル24

力120 速さ96

瞬発力86 体力172

魔力0

スキル『落とし穴(中)』


3年間ずっと鍛錬してきたが結果というと魔力以外上がったが魔力全くもって上がらなかった。

しかしスキルの『落とし穴』は大人1人分は

入れるのようになったでも3年鍛錬してここまでしか大きくならなかった,もうユイやレイは

冒険者となって活躍しているのに,

「本当にこれからずっと弱いままなのかな〜

よしでも成長しなかったわけじゃないし頑張ろう」と足を前に進めた時自分がスキルで開けた落とし穴を忘れていた,落とし穴と言っても大人1人入れる穴。

「しまった⁉︎でも,前測った時は穴の深さはそんなにないはず」

だったはずがしかしその言葉とは裏腹にそのまま奥へと奥へと,

俺はこんなところで死んじまうのかそれも自分が掘った穴で,そう思ったのもつかの間柔らかいクッションに乗った感触がした。

「何だこれ?」

俺死んだじゃなかったのかと下をみたら

見たことの無い植物の上にいた。

「てか,ここ何処?」


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