1 まさかの異世界生活 (2)

「ハ?」

「だから異世界よ異世界!もっと喜びなさいよ」

「ドウシテイセカイナノデスカ??」

「あぁそんなこと?」

「そんなこと!?」

「そんなのもうこの世界からここに入ってない罪のスキル保持者が居なくなったからよ。」

「・・・・」

「一応転生する時に魂に座標記録しておくから心配しないでね。後少なくとも400人は

欲しいから集めるまで帰れないようにしといたから、そこん所よろしくね」

「いやいやいや何で!?おかしいでしょ!!!

嫌だよリズから離れたく無いよ!?!?

てゆうか何で団長の俺がわざわざ異世界まで行って集めてこなきいけないの?!

しかも異世界??!!異世界なんて行けんの!?

ねえってb」

「返事は?」

「ハイ」

「よろしい。もう後は送るだけだからさっさと準備しなさい」

♢♢♢

思い出すと物凄くやるせない感があるなぁ

「......はぁ」

「なーに?ため息なんて着いて何かあったら相談してよね」

コイツは春坂 葵、高校入学当初からやたら絡んでくる人だ学校では美の女神なんて言われてるくらい綺麗、当然 最上位カースト。

なのに陰キャ感丸出しの俺に絡んでくるのは何故なんだろうか。それと周りからの殺気を含んだ視線が気になるのでやめて欲しい。

「葵、そんな奴に無理して構わなくていいんだぞ?ほら黒宮も困ってるじゃないか向こうへ行こう」

この爽やかそうでキラキラしたオーラを纏ってんのか西島 光輝いかにも勇者キャラだ。

「えー、私は無理なんかしてないよー?好きで話してるんだから」

誤解を生むような発言はしないで欲しいとつくづく思う。

「全く春坂は優しいな理涼もなんか言ってやれよ」

この筋肉ゴリラは松下 利樹、脳筋だ。

「はぁ、本当に毎回うちの三馬鹿がごめんね黒宮くん....ボソッ」

こっちは春坂さんと並ぶ学校の女神の1人

椎野 理涼このグループ唯一の苦労人。密かにファンクラブまであるそうだ。

~~~~

そんなこんなで学校生活を送っていると突然意外と大きい地震が来たので全学年体育館へ行く事になった。

[あれ?これってもしかして絶好のチャンスなのでは?集まったところで説明とかして一斉に送ればいいじゃないか。俺って天才か??]


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