第3話 ハンター試験②
一次試験をする部屋に入って周りを見ると全員体格が良い奴ばかりだ、するとこっちに一人近づいてくる
「オイオイここは子供の遊び場じゃねぇんだよ」
(うわー面倒くさー)
「そっちの姉ちゃんもそんなヒョロイガキより俺みたいな大人と一緒にいた方が身のためだぞ、まぁ俺と一緒にいたいならちゃんと体で支払って貰わないとなハッハッハッハッハー」
そう言って美雨の体を舐めまわすような目で見ていた
(こいつ、殺されたいらしいな)
「お前それ以上言ったらぶっ」
俺が喋っている途中に美雨が男に向かって走る
「おっ!やっぱり俺と一緒がいいのか、そうだと思っグハッ!」
ものすごくスッキリするぐらいの膝蹴りだった
「ごめんなさい、私あなたに守られるほど弱くないから、それとあなたよりも竜くんのほうが強いから竜くんに守ってもらうわ、行こう竜くん」
「あっあぁ」
急にぶっ倒れている奴が心配になってきた
(多分だけどまぁ自業自得だから心配ないか)
そう思って近くの椅子に向かう
「竜くん、あいう奴を見かけたらちゃんと一発いれないとね」
(怖っ!)
そう思ったがとりあえず頷く
「そっそうだな」
「あっ竜くんもう始まりそうだよ」
「あっあぁ」
(こんなモヤモヤしながら一次試験を受けるのか)
ややテンションが下がったまま一次試験が始まる
「どうも初めまして一次試験の試験官を務めます
(種族が変わることに関しては俺も気になっていたことがあるぞ)
「種族が変わるのにはいくつか理由がありますがまず種族というのは100年前に起きた変異により新しく増えた人のことを別名異人と言いその異人の種類のことです、異人は変異したのではなく人間が進化した姿です、なぜ種族が変わるのかはステータスというものを取得することで人間に魔力が宿りその魔力が人間だと耐えられない量だと進化します、ステータスは特殊な機械でのみ取得できます、昔は機械がなくても取得できたらしいですけど」
(ここまでは龍兄から聞いたことがあるし龍兄も見た目じゃ分からないけど異人だし何族かは知らないけど)
「進化しなかった人は今後進化することはできませんが別にハンターになれない訳でもありませんしむしろ人間の数の方が何倍もいますので安心してください、まぁ後は一次試験を合格してから説明します」
(絶対面倒くさいから説明するのやめたぞ)
「では一次試験を始めます」
(こんな何もない場所で始めるのか)
だがそう思っていると突然床が光り始める
俺のハンター試験が突如として始まりを迎えた
ちなみに気絶していたあの男はたまたま見ていた試験官により出禁にされたようだ
最強ハンターを目指します 〜竜の血を引く者の冒険〜 熊の蹄 @yuuyou8192
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