健診車
「健診は攻めの仕事じゃけんのぉ。」
以前、健診施設で働いていた時、よく施設長が言っていた言葉。
病院は来る患者さんを検査し治療する。
健診は健診車で会社、工場に検査に行く。
病院は手厚い医療を実施して、口コミで患者さんを増やして行く。
健診は渉外班が事業所を回り仕事を取りに行く。
病院は守り、健診は攻めの業務ということ。
この健診車、重いX線装置を積んでいるのでスピードが出ない。
そして沢山の人は乗れない。
運転席に助手席、その後ろに2つくらいの座席があるくらい。
後部座席はあるが、健診車は走っている時は後部に乗るのは禁止されている。
せいぜい、いっぱい乗って6人くらいが限度。
勤めていた施設は乗れない人は普通車で健診車の後ろをついていく。
さらにその後ろを、途中の最寄りの駅で大学病院からやってくる医師を拾うドクター便なるものがついて行く。
早朝、朝靄の中をでかい健診車の後に連なって行く姿は、まさに『攻め』に行く感じ。
ちょっとカッコいい。
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