Tシャツ

「服を脱いで上半身、シャツ一枚になってくださーい。」

 胸部X線画像を撮影する時に伝える言葉。

 よく聞かれるのが、2枚はだめなのか? 模様は? ポケットは? 白じゃないとだめ? など。

 正解は一般的には無地のシャツ。

 ただしどの施設もアバウトに設定している。健診施設の中には厳しく無地のシャツじゃないとだめとしている所もあるが、結構アバウト。

 2枚でも薄手で何もついてなければまず大丈夫。

 ポケットはなにも入っていなければほぼOK。

 模様もまず大丈夫だが、たまに撮影した画像を見て、胸に『LOVE』などと写り、平謝りで再撮することがある。

 色は関係ない。これはどの施設もそう。

 施設によってはトレーナーOKの所もある。

 ここで裏技を紹介。

 胸元にボタンのあるシャツを脱がさず撮影して、ボタンが写らない方法がある。

 どうやるかと言うと、ボタンを体の真ん中(正中)にくるようにして撮影する。

 胸の正中は心臓に出入りする血管や心臓、背骨があって画像は白く写る。

 ボタンがあっても重なって見えなくなるからである。

 体が不自由で服を脱ぐのが困難な人に行う裏技。

 お勧めはしないけど、撮る方も撮られる方も助かる方法。



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