第22話 ネット動画で、中東地域の若い世代が、バザール(市場)で糸や布を仕入れた姿が、映し出された。何が、わかりそう?

 マスクの世界は、広かった。

 今は、中東地域でも、インスタグラムが流行。

 「こんなマスクは、どう?」

 中東地域でも、若い世代の子たちが、新しい文化の発信に熱を上げていたようだ。動きにくい社会だからこそ動いていこうと考えるのは、どこも、同じ。

 日本でも。

 中東地域でも。

 ネット動画では、中東地域の若い世代が、バザール(市場)で糸や布を仕入れた姿が、映し出された。

 一昔前の、中東地域のバザールは、生活用品売り場って、感じ。

 それが、今や、手作りマスクを作れるようにするかわいい布なども、置くようになったなんてね!

 バザールの入口は、洞くつのよう。

 中東地域のバザールでは、洞くつの穴の内部が、長く長く、屋根付き市場で覆われていた。屋根付き焦点に、露天商が、並ぶ。店先に並べられないような量の品物は、店の軒下などに、ぶら下がって、売られていた。キャベツ、ざくろやバナナ、ニシンにサバ、乾物屋になれば、レモンやハーブが、ドライ加工をされていた。ヨーグルトに、チーズらしきものもあった。

 「へえ、キャベツも、作れるのか。砂漠だから、きついんじゃないのかと、思ってたけれど」

 砂漠でキャベツを作るのは、難しかった。

 けれど…。 

 この地域でのキャベツ作りには、ある日本商品が使われることもあったという。

 「紙おむつ」

 紙おむつを使えば、少ない雨でも吸収してくれて、水を、そのままためておくこともできた。

 「知らなかったな…」

 紙おむつは、こういう場所でも、活躍していたんだ。

 こんな海外旅行でも、良いんだよ。

 日本人には不思議なのは、これも。

 「馬のふん」

 馬のふんを、売るの?

 金出して、買うの?

 どういうこと?

 感覚が、行き違う。

 中東地域で売られていた馬のふんは、燃料用だという。

 大きな木に火をつける前の、導火線?

 そのまま火に入れても、良いらしかった。

 マスクの旅は、面白い広がりを見せた。





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