女性の気持ち、海外旅行!1/2~コロナ禍でも、化粧品(コスメ関係)が良く売れた国は、どこ?その理由を知って、日本の女性なら、どう感じる?~
第9話 花嫁は、顔を赤くして、うつむいたまま。中東の女性の結婚式を、お送りいたします!女性たちの、どんな気持ちが、見えてくるでしょうか?
第9話 花嫁は、顔を赤くして、うつむいたまま。中東の女性の結婚式を、お送りいたします!女性たちの、どんな気持ちが、見えてくるでしょうか?
部屋に、歓声が起こされた。
娘たちは、花嫁を守るために、男を、追い返そうとしていた。
それに負けまいと、さらに声を上げる、男たち。
サプライズな、ウェディングイベント?
「もちろん、これは儀式」
って、そこにいる皆がわかっていたのに、皆、本気で、花嫁を守る。男は、なおも、花嫁をさらおうと乱入。
で…?
女性たちの抵抗も空しく、花婿の男は、花嫁の女性を連れ去っていく。
「アトラクションな、結婚式だなあ」
ネットでは、こんな説明もあった。
「昔から、トルクメンの遊牧民文化では、駆け落ちで結ばれるカップルが、珍しくありませんでした。この儀式は、その当時の名残なのです」
ここで、ハッとなった。
以前、私は、不思議な映像を、頭に描いてしまったものだった。
「砂漠をいく姫に、その姫をさらっていく男の姿」
今でも、この地域では、そうなのかな?
「もちろん、今では、こういうこともありません」
ネットの、説明。
まあ、そうだろうね。
今では、サハラには、国境線が引かれた。だから、他の国には、勝手にいけなくなってしまったっていうこと。
披露宴は、翌朝からはじまった。
花嫁は、顔を赤くして、うつむいたまま。
この日は、娘たちだけが集まるわけではなく、新郎新婦の家族や知り合いをはじめ、村中の人たちが、農家の倉庫のような建物の中に、集まった。
歓迎の、踊り。
このとき、踊っていたのは、未婚の若い世代と、既婚の人妻だけ。未婚の娘たちは、踊りを見ていただけのようだ。
「私を、見て!」
ときに、若い美人の人妻が、ドキッとするような流し目を送っていた。
「刺激的なことを、するんだなあ。色っぽい仕草までしちゃって、旦那以外の男性に良く思われちゃったら、どうするのかな?」
心配に、なってしまうところだ。
でも、皆が、これは儀式だとわかっていたので、問題なんか、何もなし。中東地域の結婚式は、面白い。
実は、この流し目…。
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