第8話 中東の女性の結婚式から、女性の気持ちが見えてくるぞ。トルクメンという地域の中東結婚式は、ドキドキの、アトラクションでした。

 「あ、ウェディング劇場だ」

 中東地域の花嫁の姿は、良い感じ?

 動画配信されていた、トルクメンの結婚の様子が、まぶしかった。

 おお。

 「結婚会場に招かれる客は、まず、トルクメンの衣装に着替えてくださいねと、勧められる」

 参列者は、ウェストを締め付けない、ラフな格好になる。トルクメンの衣装は、楽だと好評。

 楽であって、涼しかったらしい。

 暑い中東では、喜ばれただろう。

 「へえ、面白い」

 スカーフをかぶる前に、帽子をかぶる。スカーフがずれて落ちないようにして、下にかぶる。

 トルクメンの結婚式でかぶる帽子は、2種類。

 「あなたがかぶるのは、どっち?」

 その2種類は、中華風の小さな丸帽子と、細いリング。

 細いリングのほうは、アラブの王様などがかぶっている画像を見ているはずなので、わかりやすいかな?

 「あ、これは、面白い分け方だ」

 中東の地域は、こんな結婚式をやるんだ。

 中華風帽子は、未婚者用。

 リングは、既婚者用。

 かぶった帽子の種類で、誰がどういう人なのかが、わかるようになっていた。こうすることで、安心のいく結婚式になるのだろう。

 人間関係というのは、そういうものだ。

 トルクメンの結婚式会場の広さは、8畳ほど。その部屋に、数十人の少女が、ぎっしりと、詰め込まれる。

 女の子だけの集まりは、ビミョー。

 このとき、花嫁の顔だけは、部屋に集められる他の女性たちとは違っていた。ニコニコとばかりは、していられなかった。

 あと数時間で、花婿が、迎えにやってくるのだから。

 初夜の前に、緊張を隠せないのも、当たり前?

 花嫁の年齢は、20歳前後。

 「あ…。男の人が部屋に乱入してきて、花嫁をさらいにきたってことかな?私を助けてって、ハガキで言っていたのは、この人のことなのかな?」

 「きゃ!」 





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