第7話 初夜の日に、花嫁の友達だけが集まる。中東の結婚式って、どう?「この地域では、こういう女性だとわかると…」日本人の女性なら、どう?

 「トルクメンの結婚式って、ロマンチック」

 結婚式の翌日が、披露宴の日。

 結婚式…といっても、トルクメンの結婚式は、新郎新婦やらたくさんの列席者で賑わう祭りでは、なかった。

 「あれ?女性だけしか、いないんじゃないの?」

 その通り。

 女性だけの、宴。

 トルクメンでは、新郎新婦の初夜の後に、披露宴が開かれる。そこで、まわりの親類などが、集められるんだとか?

 「トルクメンっていうところの結婚式って、へえ」

 その前に、まずは、今夜に初夜を迎える花嫁の家に、未婚の女性だけが集まる。友達、パーティ。

 これが、意味ありすぎ。

 本当に、考えさせられる。

 トルクメンというところの、特に、イランに近い地域では、初夜の後で披露宴をおこなうことが、厳しく決められていたらしい。

 「ここも、ネットで、地図検索してやれ。何、何?イランでは…」

 イランでは、花嫁の処女性が重要視されるんだとか。

 「え、マジ?」

 日本人なら、震えるところ?助けてほしいと言ってくる女性がいたって、おかしくも何ともないな。

 「この地域では、処女でないということがわかると、罰」

 うわ!

 苦しい女性は、出るなあ。

 トルクメンの地域の考え方は、女性を、悩ませない?

 日本人の女性は、考えさせられっ放し?

 「トルクメンでは、結婚式の夜、花嫁が処女じゃないってわかれば、翌日、即離婚もあり。ひええ」

 だから、トルクメンでは、こう思われていたんだとか。

 「花嫁が処女なのかどうか確かめてから披露宴を開いたほうが、わざわざきてくれるまわりの人たちに手間をかけなくてすむから、良いんじゃない?」

 ひええ。

 こういう結婚も、あるんだ。

 「だから、化粧品が売れたのかな?化粧をして、ピンチを切り抜けるみたいな?」

 残念。

 違うんだなあ。

 化粧品が売れた理由とは、別。

 女性の気持ちが関わっていたことには、違いないんだけれどさ。  

 もっと、知りたくなる。





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