第5話 動画配信の旅も、面白いな。中東には、口ひげ仮面をつけて歩いている女性もいたんですけれど。女性の気持ちなマスク、らしいよ?

 こんな旅行があっても、良いんじゃない?

 中東に住む女性の気持ちを、探っていきたい!

 こんな社会だからこそ、外国のことも、考えていきたい。どんなドキドキが、待っているんだ?

 「大人な女性の話が、わかるんじゃないのかな?早く、ドキドキしたいなあ」

 JKの彼女は、心躍らせるばかり。

 「中東では、コロナ禍でも、化粧品が売れた。それは、なぜ?」

 中東地域は、イスラム教。

 仮面の文化。

 このことに、化粧品の謎を解く何かのヒントがあったんじゃないか。

 イスラム教の女性には、他人に肌を見せない習慣があった。

 肌を、覆う。これって、ある意味、マスクをつけているようなもの?

 でも、もっと、マスクっぽいところがあるんだな。

 これが、怪しいぞ。

 「中東の町並みは、どんな感じ?」

 まずは、町の様子を伝える動画配信に、魅入っていた。

 「やっぱり」

 中東、特に、イランや湾岸の国々では、家の外を歩くとき、女性は、黒い民族衣装をまとっていた。

 これで、女性たちの顔は、隠された。

 「でも、おかしいなあ」

 悩む、悩む。

 「顔が隠されるんだったら、きれいに化粧をする必要も、なくなっちゃいそう。それなら、どうして、この地域で、化粧品が売れたんだろう?」

 黒い民族衣装の名前は、チャドル。チャドルで、顔を覆うのは、中東地域の、ありふれた女性の姿。

 髪まで覆うことも、多かった。

 「あ、これ何?」

 面白かったのは、口ヒゲの仮面をつけて歩いている女性もいたこと。

 動画配信って、面白い。

 こういう、外国旅行があったなんて。コロナ禍でも、やれば、できるね。

 「これって、仮面?」

 顔全体を、スッポリと覆うわけではなかった。口元だけを、作り物のヒゲで、覆っていた。

 「あれ?化粧品、関係なくない?」

 説明が、難しい?

 このヒゲが、悩ましい。

 「サングラスを、目から下に移動させて、口元に置いた感じに見えるなあ」

 そういう説明で、わかる?

 中東の女性をめぐる旅が、深まっていく。





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