第4話 中東の女性は、花嫁っていうのか、一般人からして面白そう。たとえば、イランなど湾岸の国々では、女性が、仮面をつける。仮面?

 どこかの花嫁を、助けたい!

 月明かりの砂漠どころのメルヘンじゃあ、なくなっちゃったぞ?

 悲しすぎる、でしょ。

 中東のラクダたちのように、かわいそうすぎる。

 ラクダたちは、コロナ禍で、観光客から食事をもらえず、ガリガリに、やせ細っているらしい。

 ラクダたちは、失業の嵐。

 失業保険の下りない、失業者。観光客がいないんだから、仕事にならない。

 他にも、砂漠には、砂でもない砂漠があった。

 土漠…。

 「砂がないんだから、そもそも、砂漠とは言わないん。ああ、だから、土漠なんだ。…おい、私。勉強しちゃっているし」

 土漠は、ダシュトという砂漠です…?

 ステップとは、違い…。

 「あ、ステップっていう言葉なら、聞いたことがある」

 思わず、復習授業。

 ステップとは、羊飼いが、羊の群れを連れていく砂漠のことだ。キャヴィールよりも水があり、草木も育つんだという。

「あ、サハラっていう言葉もヒットした。この言葉のほうが、馴染みがある」

 サハラは、アラビア語からきていた言葉。

 イランに住む人などは、サハラと聞くと、トルクメン・サハラという場所を、思い描くという。

 「ふうん」

 有名な、名前なのかな?

 何かが、引っかかった。

 「この砂漠に、何かあるんじゃないの?」

 その砂漠には、国境線が通っていて、北側はロシアですよ、南側はイランですよと、分かれていたようだ。

 「良いねえ。境界。ドキドキする、響きだな」

 トルクメン・サハラには、強盗を働く人たちがいたという。

 「花嫁を助けるっていうイメージに、合うなあ」

 なぜかしら、緊張してきた。

 花嫁を、助けるんだ!

 「そうだ。そもそも、中東の花嫁って、どんな感じなんだろう?」

 検索。

 中東の町並みが、映し出された。

 「へえ。花嫁っていうのか、一般人からして、面白そう」

 中東、たとえば、イランなど湾岸の国々では、女性が、仮面をつける文化があるんだという。

 女性が、仮面?

 何、何?

 面白く、なってきたぞ。





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