女性の気持ち、海外旅行!1/2~コロナ禍でも、化粧品(コスメ関係)が良く売れた国は、どこ?その理由を知って、日本の女性なら、どう感じる?~
第2話 花嫁の私を助けてだなんていう、ロマンチックになれそうでなれない、うっふんな指令。ハガキの差出人、アサヤって?マスクが、キーワード?
第2話 花嫁の私を助けてだなんていう、ロマンチックになれそうでなれない、うっふんな指令。ハガキの差出人、アサヤって?マスクが、キーワード?
「コロナ禍でも、化粧品がたくさんが売れた場所が、あるらしい」
「え、マジ?」
「そこは、どこの地域だと思う?」
「うーん…」
「そして、その国に生きる女性たちの気持ちは、どんな感じなのかな?」
「…海外、か」
「サン、わかる?」
「海外、いきたいなあ…」
「こら、こら」
届けられたハガキと共に、不思議色。
ハガキの差出人の名前は、「アサヤ」?
はて…?
笑えないよ。
笑顔に、なれない。
コロナ禍でマスク姿だから、たとえ笑顔であっても、誰にも気付いてもらえないかもしれないけれど。
困った社会だよ、コロナ禍っていうのは。
「あら、サン!」
「久しぶり」
「そのマスク、良いね」
「そう?ありがと」
「でも…」
「何?」
「サンの目、笑ってる」
「そっちの目だって、笑ってる」
「それって…、あれ?」
「何?」
「サン?この前、私も言われた」
「誰に?」
「知らない人」
「ふうん」
「私たちの目って、笑ってるらしいよ?」
「ふうん」
「ヘラヘラ、なのかな?」
コロナ禍のマスク姿って、難しいよ。
私たちの目が、ディスられるし。
シューショクヒョウガキっていう、厳しい社会を生きてきた人たちとは、顔の作りが違うって、嫌み?
社会に出ると、笑われる。
笑えば、笑われる。
人前で、にこっとするたびに、笑われる。
頭に、くるなあ。
マスクの謎を、解いてやろう。そして、あのハガキの謎を、解こうじゃないか。助けてもらいたい誰かが、いるわけでしょ?
マスクでいやな思いをさせられる私たちだって、救いたい。
さあ、はじまった。
花嫁の私を助けてだなんていう、ロマンチックになれそうでなれない、うっふんな指令がさ。
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