第8話 (閑話)

あいつがいなくなってから、もうだいぶ経ったな。。。


「どうしたの?また、あの子のこと?」

「ん、あぁ。あのババァに押し付けられがちなアイツのこと思い出してた」


あいつに夫婦で付き合って空の島だの、中途半端に次元転移した太古の王国王都だの行ったからな。


しかしカミサマでも人をコマにするのはやめてやってほしいものだ。そんなことするのはあのババァだけってわかったのは儲けものだったが。


行く先々で訳ありの女性に好かれるのも、もしかしたら弄くられてたのかもな。。。


「最後に会ったときも、苦笑いしてたのは『仕事』が来てたのかもね」

「多分な。。。何を止めに行ったのか、それとも倒しに行ったのか。カミサマも酷いことをする」


何年も経ってるが、連絡がないってことは帰ってこれなかったんだろう。


だが、世界に何も起きてないってことは。。。。

倒したのか止めたのか、それには成功したんだろうな。

まあ、あいつが帰ってきたら、うちの子供に襲わせた上で酒と飯でも奢って話を聞くことにするか。


早く帰ってきてほしいものだ。

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