第83話 アオはスヘラ女王に会う
「スヘラ女王様!」
「ああ...なんと美しい」
「何かおかしいですね」
「えぇ...」
「さて、今日皆に集まって貰ったのには理由があるのじゃ、わっちは神託を受けたのじゃ」
「神託!」
「うぉー!!」
「ああ...」
「さて、読みあげるぞよ、本日皆を集めよ、皆に話せ、さすれば人間が来るだろう、魔獣で敷地を囲むと良いと書いてあるのじゃ、つまりこの中に人間が紛れ込んでおるのじゃ!皆の者!探すのじゃ!」
「はい!!」
「行け!ブラットハウンド」
嘘でしょ!?神託が何か分からないけど私達が来る事が読まれてたって事!?。
「魔獣が来てますわ!あそこで合流しますわよ!」
「はい!」
「ここに居るぞ!!」
「スヘラ様に差し出すのだ!」
メェーニャは城の方を指刺した、つまり城の中で合流すると言って居たの。
「お姉ちゃん来て!私達を守って!お願い!『ウォータールーム』」
「(あっちまで泳ぐの?、分かった)」
こんな時のために水の中でも使える手のサインを事前に話して置いた、基本的に指差しだけだけど...。
■■■■■
「ふー」
「何とかお城入れたねアオ」
「うん、後は2人と合流しよ」
「兵士の人に見つからないように」
「隠れながら行こっか」
私達2人はその後も隠れながら真ん中へ向かって進んだ、内装は木の廊下で障子があったりかなり和風の要素が盛り込まれて作られて居るので少し懐かしさもあった。
「あそこかな?」
「怪しいかも」
別にスヘラ女王を倒しに来た訳では無いのに不思議と中央へ進み、気づいたら女王が居そうな中央の間の扉を開こうとしている。
「4人とも、わっちを倒しに来たでありんしょ」
私達は扉を開くとスヘラ女王と目があいそう問いかけをしてきた。
「アオ達も無事ですわね!」
「はい!」
「わっちはこの国の女王スヘラでありんす、さあ、かかてきんしゃい、それでもお話が好みでありんすか?」
私達はメェーニャとアンドリューペアと合流して、話す事にした。
「かなり余裕そうですが、どうしますか?」
「私も不思議だと思いますわ」
「話をしても攻撃してきませんね」
「こちらから行きますわよ!全てを私に!『パワーブースト』『スピードブースト』」
「戦いがお好みなんて、えらいお盛んやね、未来を「ショートフューチャー」」
「な、避けられましたわ!?マリンと同じ魔法ですか、厄介ですわね」
「今度はこちらから行くでありんすよ、時を『タイムルール』」
「うっ!」
何が起きたのか全く分からなかった...。
「シールドバッシュ!」
「止まって見えはるわ」
「ゴフッ」
よく見ると扇子の様な物を持っている、鎧をアンドリューは着てるのにダメージを受けてるって事は鉄扇かな?私達が食らったら不味いかも...。
「お姉ちゃん、私魔法使うね」
「分かった」
「皆んなを助けて!『アクエリアスフィー」
「それはわっちには厄介やね、更に時を加速やね『タイムルール』ブォン」
「アオ危ない」
「ルド』!!」
その瞬間何が起こったのか理解出来た人は居なかった、正確に魔法は発動したけどエリアスお姉ちゃんが私の前に出て来て...。
「(無事で良かった...)」
「(お姉ちゃん!お姉ちゃん!)」
鉄扇がエリアスお姉ちゃんに突き刺さって居たのだった。
「(何でよ!何でよ!また...許さない!)」
私はその時正確にスヘラ女王を潰すイメージをした。
「(アッ)」
そしてあっさり潰れたのだ。
私は魔法を解除する。
「お姉ちゃん!」
「エリアスさん!」
「うむ...」
「ごめん...アオ...約束守れないかも...」
「エリアスさん、喋ってはダメですわ!これで止血しないと!」
「僕の名前は常世 思金、見てるかな??まあこれが流れてる頃にはそれ死んだでしょ、予言通りなら」
悲しみに暮れているなかいきなり常世 思金あの死んだと思って居た男の音声が聞こえて来たのだった。
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