第80話 アオはスヘラ帝国へ向かう
ホムラが居なくなってからしばらく経って、遂にスヘラ帝国へ向かう日となりました。
「さて!勇者ホムラが死んでから2週間程経過しのだが!これは到底許されるべ、べきでは無い!」
王様...何でそこで...。
「余はここにスヘラ帝国への遠征を発表する!まずはスヘラ帝国の内部調査を行うのだ!」
「はい!!」
先に聞かされていて私は参加する事になって居たから、この日な為に準備を進めていたの。
「参加メンバーはエリアスお姉ちゃんと私とアンドリューさんとまさかのメェーニャだったなんて」
「僕も驚いた」
「アオ様今度こそは」
「あんまり気張らないでよ、アンドリューさん」
私は笑いながらそう返した。
「ではよろしくお願いしますわね?」
「はい!」
「ルートについて会議室でお話いたしましょう」
■■■■■
「今回のわたくし達のルートはバレない用に森の中を行きながらスヘラ帝国まで向かいますわ」
「はい!」
「はい」
「了解した」
「では明日の朝出発いたしますので、それまでに準備など無さって置いてくださいませ」
■■■■■
「アオおはよう」
「お姉ちゃんおはよう」
「今日から」
「だね」
「着替えよ」
「うん」
緊張してきた...エリアスお姉ちゃんは絶対に守らないと!もう後がないんだから!。
「じゃあ行こアオ」
「うん!」
朝の支度から1時間後私達はメェーニャの元へと向かった。
「わたくし達は森を徒歩で通り隠密行動をしながらスヘラ帝国まで行きますわ、魔族に関する問題は特にありませんわ、魔物が居る地帯ですので、魔物に最新の注意を払ってくださいまし」
「はい!」
「はい」
「了解した」
「では行きますわよ」
私は要塞を離れ遺跡があった方面の森へと入り少しずつ歩いて行った。
「予定だとどれくらいで着きますか?」
「そうですわね、後3日は必要ですわ」
「結構遠い...」
「向こうもそんな近くに前線貼りたくは無いですから」
「そうですよね...」
「それとこのフード使って潜入いたしますわよ、魔族は人間と違い角が生えて居ます、フードさえ被れば大差ないですわよ」
■■■■■
運が良かったのか3日間何事もなくスヘラ帝国首都まで来ることが出来た。
「白い壁が一面に広がっていますね?あれがもしかして」
「そうですわよ、ここがスヘラ帝国の帝都ですわ、気を引き締めて行きますわよ」
「アオ頑張ろ」
「うん頑張ろ」
「あそこに検問所がありますわね、わたくし達は裏ルートを探しましょう」
「了解です」
「了解した」
裏ルート...要するに検問所以外から入れる場所を探さなきゃ行けないって事ね...うーん。
「では2つのペアになり散開いしましょう、後でここで会いますわよ?いいですわね?」
「はい」
■■■■■
「お姉ちゃんどこ探そう」
「僕も分からない」
「だよね...」
小説だと下水道が定番?だったりするけど...前にセリアさんから聞いた話だと魔族側には海があるとか...あれ?海側ってどうなってるんだろ?。
「お姉ちゃん、海見てみたくない!?」
「おー見てみたい」
その後は適当に散策しながら(遠くから離れて)夕方にまた同じ場所で集まった。
「お疲れ様ですわ、お二人共」
「お疲れ様です」
「ではわたくし達の方ですが海側が気になりましたわ」
「私達もそうです、やっぱりそっち側ですか?」
「私達は海に繋がるルートがあると思って探したのですけれど、なかなか見つかりませんでしたわね」
「言われてみたらそうですね、下水道でもあるんでしょうか?」
「という訳で明日スヘラ帝国の奥にある海に行きますわよ、よろしいですわね?」
「はい」
「はい」
「了解」
こうして侵入ルートを探す為に私達は海へ行く事になったのだった(また1日かかるみたいです...)。
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